エアコンのセンサーを ちょん切った話
今回は
改善方法 と 効果の確認
についてです。
前回の続き(2/3)
始めから見る(1/3)
改善方法
赤枠のセンサーをエアコンから離した位置に移動させることにしました。
カバー → フィルター → カバー
と3個開けていくとこんな感じ
アームの先の基盤がセンサー↓
※専門的にはサーミスタとも言います。
リード線を切断する
ポイント
必ず同じ長さであること!
片方短いと測定温度に支障が出ます。
切断したリード線に準備した電線を繋ぐ
※ノイズ対策も兼ねて通信用でよく使われる MVVS 0.75-2芯で延線しました。
電線同士の接続方法は様々ありますが、
我が家は1番右のリングスリーブです。
接触不良では元も子もないですから専用工具は必須です。
センサー側も同様に圧着して床下に放り込みました。画面中央(束の足元)
埃対策としてタッパーに入れています(笑)
手順は以上です。
改造後のエアコン設定
効果の確認
表示にはありませんが、
他の部屋も23℃〜24℃
寝起きで誰も活動してない状態で26℃って少し変な気もしますが(笑)
※半外デッキ設置のため気温高め
測定時間
AM7時
測定前日は最高気温11℃の晴れ
夜間はしっかり冷え込み最低気温1℃
- 気流感.肌感
- 『床面の気流感は感じない』
- 『暖かい、肌寒さなし』
床の表面温度
- 掃き出し窓 障子挟んで室内側は22℃
- 障子挟んでガラス付近は14℃
- 基礎スラブは15℃〜18℃ (変化なし)
- 床下エアコン付近は27℃に上昇
壁の表面温度
- 間仕切り壁は24〜26℃
- 外壁側は〜23℃
改善して感じたこと
床・壁・天井・家具など含めて家中が温まり
輻射熱の恩恵を大きく受け、
体感温度が上昇!!
室温以上の暖かさを
感じれるよう改善しました。
まとめ
我が家は、2階冷房エアコンが故障した際にサブ機として代用したい理由から、床置きタイプのエアコンを採用しました。
ワイヤードリモコンタイプであればこのような改造は不要でしたが、両方取りしたいので自作してみましたが想像よりも遥かに改善されてホッとしています(笑)
エアコンにはそれぞれに得意不得意があり、何に重きを置くか?早い段階でエアコン選定、設計さんと意見交換をしておけば家づくりの満足度は増してくるんではないのかなぁ~と思います。
今後の展望として
来年は電力量を測定して更なる見極めを行う予定です。AC200Vタイプですので通販サイトで売っているコンセント測定は出来ませんので、電力量計を取り付ける構成になると思います。
自己満となるだけですが、お小遣いで頑張れる範囲で気長にやっていければと思っています(笑)
その他感じたこと
気流感について
ガラリから気流感を感じた時に風量計で測定したところ、我が家の風量計の性能の問題なのか?無風でした(笑)ティッシュを置くと浮き上がる程度はありました。
基礎スラブからの熱損失について
測定値からも分かるように室温よりかなり低いです。何度か潜ってみて体感、測定結果から熱損失は確かに感じれました。
センサーを延長しましたが、冬の初めの初動時はそれなりの設定でないと温まるまで時間は掛かりそうですので、上記はあくまでもある程度温まった上での実験結果だと認識して頂ければと思います。
また我が家の基礎スラブ面には断熱材は引き込まれておらず、スカート断熱として450mm施工してあります。
基礎の熱損失の影響を考慮して910mmも検討しましたが、見積り金額から回収できるのか???だったので断念しました。
スラブ全面 or スカート断熱のみ
コスパはどちらに分があるか?
様々な方面から実験結果などが出ています。
気になる方はwebで検索🔍お願いします。
体感的には素人目線でも損失してるように感じました。(床下に潜りスラブを何度か匍匐前進してそう感じましたw)
我が家は予算の関係からスカートのみとしましたが、今の暮らしで快適に暮らせていますので、予算と目指す快適性次第なのかと感じています。
更なる快適性を求められる方は、、、といった感じになるのかと思います。
ひとこと
非常に快適!
以上となります。
ご観覧頂きありがとうございました。



















