エムズアソシエイツ施主様ブログ

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岐阜の工務店エムズアソシエイツで建てる家づくり。
H様ブログです。

こんにちは、妻のゼリーです。

 

前回の更新から随分と時が経ってしまいました。

3月末の引き渡し後、

諸事情で引っ越しはゴールデンウィークあたりに延びました。

夫のプリンさんは会社帰りに新居に寄って上がり込んでは、

あちこち眺めてうふふふふと笑っておりました。

うんうん素敵なお家が出来てよかったねと優しい気持ちで

見つめていましたが、

入居後引っ越し片付けもそこそこに釣りシーズンに突入し

既に彼岸へ旅立ってしまったので、若干心配です。

 

何のかんのでもう住み始めて一ヶ月近いというのに

まだ荷物もすべて片付いておらんのだが・・・

 

ちなみにあれだけ長いブログを書き続けていた夫ですが、

彼はシーズンに入ると、

仕事以外は脳内の96%くらいが釣りで占められて

ほぼほぼ廃人と化しますので、しばし頻度が落ちまする。

 

さて、我々の家づくりの旅路は約2年半・・・

もっと長い方も多いとは思いますが、

私の体感では結構なロングツーリングでした。

ハウスメーカーに行くと最初のアンケートで

「いつ頃までに入居したいですか?」

みたいな項目がありますが、

夫がちょっと考えつつ「2年後」とか記入するのを、

えらく多めに見積もるのね〜と眺めてました。

当初は1年もあれば、

入居はともかくそこそこ目鼻はついてるんじゃ?

などと考えてましたよ。結果的に夫の感覚が正解でした。

 

3年前の11月あたりに家欲しいねモードになって、

最初は建売なんかを見に行ったのですが、

建売はやっぱり4〜5人家族想定のものが多いし、

やっぱ土地買って建てるしかないかしゃん? となり、

うっかり住宅展示場に丸腰で突撃。

 

そこで「家は、性能」に蒙を啓かれてしまった夫は、

もうI条(←イニシャルの意味・・・)しか建たん!

とばかりに性能の話しかしなくなりました。

うーむこれは決まりなのか? 夫がいいならいいけども〜

と私は半ばI条施主になる覚悟を決めながら年の瀬を迎えたのですが、除夜の鐘が鳴る頃、

「ゼリーさん! ダメだよう! ホワイトウッドだよう!」

と夫が騒ぎ出しました。

これが俗に言う我が家のホワイトウッドショック。

 

そのハウスメーカー(以下HM)が使っている木材が

ホワイトウッドで、それはシロアリに弱いと。

(これはそーでもない…というか、

 ちゃんと対策は為されていると後に分かりますが、

 ちょっと勉強し出すと

 逆に知識に振り回されることってありますよねえ)

 

私にはそこまでのこととは思えなかったのですが、

夫的にはどうしてもそこは妥協出来ず、

「ええいイチから出直しじゃあ!」となりました。

 

夫も中途半端な知識はかえって危険だと気づいたらしく

(まあ所詮素人ですから

 どこまで行っても中途半端には違いないんですが)、

書籍やネットで勉強しつつその他のHMや工務店に再び突撃。

そもそも丸腰すぎたと思った夫…いや「我々」は、

この頃から「私たちの理想の家」についてまとめた

かなりな分厚さの資料を作成しはじめました。

そして、

気になって打合せを重ねたHMや工務店にも

資料を提出してました。

 

SNSとか見てますと、

相談の段階ではそこそこやってる人もいるみたいで、

場合によっては工務店側から求められてたり、

工務店と一緒に作成したりすることもあるみたいですが、

夫…いや我々のは、とにかく長大。とにかく長い。So long。

「・防蟻対策がしっかりされている ・耐震等級は3 」

とかじゃないんですよ、

「防蟻」だけで何項目あったんだっけ…

 

しかもこれは経験値が上がるたびにどんどん更新され、

書き直すたび毎回「ゼリーさんもちゃんと確認して!」

と校正を強制される日々。

 

毎回、な、長い…とうんざ…えーとうっとりしながら読みつつ、

この長編を相手方に読んでいただくのは如何なものかと

婉曲的に言ったところで聞き入れるプリン氏ではございません。

 

私としましては隣席でいつも身の置き所がなかったりするのですが、着席後にこの分厚いA4用紙を渡された時の、

ドン引きを何とか押し隠して平静を装う営業さんの様子で、

ある程度その後が分かってしまうのも

まあ一興というところでしょうか。

 

毎回こちらの手持ちと提出用と両方印刷していたので

すごい勢いで用紙がなくなっていきましたが、

提出したあの束は読んでもらえなくてもせめて

裏紙とかになって使われてくれてたらなと思います。SDGs的にも。

 

そして渡したからには当然

その内容について質問、確認もガッチリと。

敢えて空気は読まずに聞きたいことはとことん聞きます。

壁内結露について聞かれているその営業さんは、

明らかに詳しくなさそうなのに何故夫は追及する手を緩めないのか?

むしろ夫婦間の温度差で結露が起きていました。腐朽は近い。

 

ですが、恐ろしいことに、

それでも後から「あれ聞いとけばよかった!」

と思うことが出てくるんですよね。

あと、毎回資料を改訂することで

自分達が望むこともアップデートされるというか

ブラッシュアップされるというか、

絶対必要なものそれほどでもないものが

明確になっていったとは思います。

もちろん人によって合うやり方は違うんでしょうけど。

(我々のやり方はレアだろう…)

 

思い返すとやっぱり、HMより工務店さんの方が、

夫のやや前のめり過ぎる感じを

温かく受け入れて下さったような気がします。

 

まあそれは営業担当さんと話をするか、

実際の作り手さんと話をするかの違いかもしれませんが。

 

当時は毎回ストレスを感じていましたが、

今となってはあの姿勢が現在の夫(と、私)の

満足感につながっているのかなとも思います。

(喉元過ぎれば…とはこのことか)

夫、ありがとう!そして私もお疲れ!

 

ちなみにエムズアソシエイツさん(以下エムズさん)はですね、

最初だけじゃなくて、

エムズさんに決めてからの打ち合わせでも

この長大な文書攻撃を受けている訳なのですが(お察しします)、

一度たりともネガティブな反応をされたことはありません。

 

もちろん、心の中でどう思ってらしたのかまでは

分かりませんけれど(お察しします)、

傍らでハラハラしている身としては

ほんの少し目が泳いだり

ほんの少し間があったり

というのを敏感に察しちゃうじゃないですか、

そういうのがねー全然なかったんですよねー。

 

もちろん内容も尊重してくださいましたし、

これって私にはとてもありがたい要素でした。

そんな、怒涛のH M・工務店行脚を続けながら、

候補を絞っていったのですが、

ざっと一通り行くだけで半年以上はかかったのかな?

その間に、私にとっては非常に大きな…土地をどうするか

という葛藤があったのです。

依頼する工務店もそうですけど土地も、

この土地に建てたら別の土地には建てられないわけで、

○か×かの選択しかないんですよね。

さて、それについてはまた次回に。

 

ところで、一戸建てを持って初めて意識したのが鳥害でした。

うちは駐車スペースの入り口に大きい電柱があるためか、

結構やられます。

中電に連絡して、鳥どめを設置してもらうことにはなったのですが、4月の終わりに依頼しても実際の設置は6月過ぎだそうで、

早めの対策が必要だったなーと思います。

コンクリートはまあいいんですけど、

ウッドフェンスは色が残ったりしてちょっとムキー!

これ↓なんて、何だろう?紫の実を食べた鳥かしらん。