近代史は嫌いだけど、「運命の人」を読んで知った沖縄返還の事実。





1972年、アメリカ占領下にあった沖縄を日本本土へ変換される『沖縄返還協定』が締結。



沖縄を無償返還するとともに、

軍用地復元補償費400万ドル(当時価:約10億円)を米国側が日本国側へ自発的に支払うとした。



表向き...



実際にはこの400万ドルを日本が肩代わり。



米国が造った資産の買取、核兵器撤去費、人件費増加等の費用総額32千万ドル(約1兆円弱)を日本が米国へ支払った。



細かい内訳は不明で、この中に肩代わりした400万ドルが含まれているとされる。





運命の人は、

この事実を知った毎朝新聞記者・弓成亮太が、

当時の外務省に勤める女性事務官・三木昭子を恋人にし、

彼女を通じて国の機密書類である密約文章を入手。



二人は国家機密漏洩罪、教唆罪として罪に問われ裁判になる。



重大な国の秘密を暴きながらも、

人々の関心が国家機密を愛人が漏洩したというスキャンダラスな方向へいき、

問題の本質がうやむやなうちに「密約」は放置される。

と言う、外務省機密漏洩事件(西山事件)を描いた小説。





実際にはこの32千万ドル以外にも、

返還前に沖縄で使用されていた米ドル約12千万ドル相当を25年間無利子で米国に預金、

基地施設改善移転費65百万ドル、

労務管理費1千万ドルなどを負担していたそうだ。







ただ、色々条件は付いていたものの、領土を平和的に返還されたことは奇跡的なようにも思う。



日本は、自らアメリカに宣戦布告して太平洋戦争を勃発させ、ボロボロに敗戦。

なのにアメリカは日本の独立を認め、国連に復帰することができ、そこへきて沖縄諸島が返還されている。



それに、米軍兵士の事件などが多数あったり、

基地が住宅に近すぎるがゆえに危険も多いなど、問題はたくさんあるけど、

国から軍用地料としてたくさんの補助金が出ていることで沖縄の生活は支えられているし、

米軍基地があることで中国など東アジア国の侵略などの脅威を抑制していると、

恩恵があるのも事実。







基地を住宅地の少ない場所へ早期移転を進めるべきだとは思うけど、

基地そのものの撤去は現実的じゃない。
なら、機能してない関空を基地にすればいいのに…
滑走路もあるし、それってありな気がするんだけど。