EDFニュード・フォトン汚染対策本部 -23ページ目

EDFニュード・フォトン汚染対策本部

EDFの小説モドキが主で、ボーダーブレイクの戦果報告や単発SSをあげてます。PSO2も追加されました


「敵の大部隊が侵攻をしているが、結果は火を見るよりも明らかだ。敵に地獄を見せてやれ!」

「各部隊は作戦を開始し、敵の侵攻遅延を目的に作戦を行って下さい」


司令の声で士気が上がり、ヒナの声で戦闘が開始される。

本州の様々な場所で銃弾が舞い、砲弾が爆発し、敵が倒れた。隊員も僅かながら倒れる姿がある。

そんな様子がモニターに映っている、ここEDF極東本部。


「報告。北海道戦線は青森まで後退。以後、東北防衛ラインに加わるとの事です」

「九州より報告がありました。沖縄と合流しましたが、新種らしき蟻型巨大生物に苦戦しているようです」

「新種?どういう事だい?」

「それが、鏡面円盤のように弾丸を跳ね返すとか…」

「…え?」


その報告に総司令の思考が止まる。


「退却を許可し、四国の部隊と合流させましたが…予想以上に九州制圧が早かったですね」

「…鏡蟻、とでも名付ければ良いのかな」

「それは分かりませんが…どうします?このままではこの蟻型にやられてしまいますが」

『私が向かいましょうか』

「…結城博士」


モニターに結城の顔が浮かび上がる。

いつもの瓶底眼鏡に白衣。口元はワクワクを抑えられない子どものように緩みまくっている。


「でも、この前の鏡獣みたいな感じだったらどうするんだい?」

『その時は戦略的撤退をするだけです。何の問題もありません』

「…いや、その敵が残ってると後々困るんだけど」

『それをどうにかするのは、本来の仕事ではありませんので。…まぁ、あまり期待を寄せないで下さい』

「珍しく自信が無いみたいだね。…迎えは餡ころ餅でいいかな?」

『是非ともお願いします』


それだけの会話をすると、結城が投影されていたモニターは元の映像を流している。


「…さて、どうしたものかな」


総司令は大きな溜息をつくと、詩焔から資料を貰ってオペレーターの仕事場へ向かった。



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「…で、僕とミキが呼ばれたと」

「そうです」

「あのぅ…今日は子どもを本部に連れて行く、と約束してたんですけどぉ…」

「そうでしたか。これが終わったら連れていってあげて下さい」

「…問答無用ですか、結城博士」

「いえ、こないという選択肢もありましたよ?」

「…いや、後が怖いでしょう」

「流石、石ノ森さんは分かってますね」

「……」


ミキは久々(下手すればここ2年会ってない)に会った結城に呆れていた。

相変わらずというか何というか、と思ったそうだ。


「…それで、今回のターゲットは何なのですか?僕達はそれも聞いてないのですけど」

「言ってませんでしたっけ?鏡面の蟻らしいですよ」

「鏡面の蟻…ですかぁ?鏡獣って映像とかで見ましたけど、それの蟻版って事でしょうか?」

「詳しい事は私も知りません。ただ、目撃証言などからその恐れは極めて高い思います」

「…でも、何故九州地方にだけ?」

「実験的なものか、或いは突然変異なのかも知れません。いずれにせよ、大きな脅威です」

「そうですねぇ。どうやって倒すんですか?」

「それを調べるために来たのですよ」

「…ああ、そういう事ですか」

「ええ」


結城はここまで来た戦車E-555ギガンテスMk-4から降りる。

山口の九州側までは輸送機で来たが、そこからは自分たちで行動しなければならない。

その辺にあった民家の屋根によじ登り、結城は双眼鏡を使って周囲を見る。

辺り一帯は焼け野原になっていたのも、ここだけ民家の形を留めていたのも幸いだった。


「周囲には一切何もありませんね」

「レーダーにも反応がありません。…もう少し進む必要があるのでしょうか?」

「山口へのルートが殆ど封鎖されている以上、敵はまだここにいるハズです」

「博士、瀬戸内海で四国や後ろに回り込んでいる恐れは無いのですかぁ?」

「……盲点でした」

「えぇっ…」

「…で、ですが現在そういう報告はありません。恐らく大丈夫です」


そう言いつつ、結城は屋根から降りてくる。


「石ノ森ご夫妻、いつでも戦闘ができるようにしておいて下さいね」

「言うまでも無いですよ。な、ミキ」

「勿論です!」

「私はこの幸運な民家に大型索敵レーダーを設置します。ギガンテスに積んできた一番大きい箱です」

「ああ、アレですか」

「はい。設置にしばらくかかりますので、その間に少し先まで偵察をお願いします」

「Mk-4で、ですかぁ?」

「ええ」


言うが早いか、結城はギガンテスの砲塔後ろに括り付けられていた大きな箱を外し、持つ。

全高は2m、横は1m程の直方体だ。

パワードスーツの技術を応用した人工筋肉をスーツに使用しているため、結城の動きは実に軽やかだ。


「ここをベースにします。ギガンテスのレーダーに索敵レーダーの位置を表示できるようにさせました」

「つまり帰ってこいと言う事ですか…」

「はい」


それだけ言うと、結城は民家のドアを開けて中へ入っていった。

あれだけ大きな箱は外で開封され、中身の部品だけを中で組み立てるようだ。


「…どうします、章太郞さん?」

「反発しても無駄だし、ここは偵察しよう。ミキ、義母さんに連絡は入れた?」

「当然ですよぉ。子どもはこれで大丈夫だと思います」

「なら安心だ。じゃ、行こうか」

「はい!」


夕日が傾き始め、辺りは黄昏に染まる。

そんな中を疾走するギガンテスは、やはり絵になる。



「本部、応答願います。調査は数日かかりそうです。何しろ、不気味なまでに敵の気配が無いので」

『そっか…あまり無理はしないでね。ここで博士や2人に倒れられると後で困るから』

「分かっています。危ないと思ったらさっさと退却しますよ」

『分かった。じゃあ、幸運を祈っているよ』

「ええ」


結城は眼鏡を外し、持ってきていた寝袋に腰をかけた。


「…リクさんってもの凄く頼りになりますよね。いなくなって実感しましたよ」


それだけ呟くと、結城は寝袋に入って寝息を立て始めた。

無論、白衣のままで。



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作者コメント♪


終わらない気がしてきた((

どうも、キセノです。武装神姫MK-2が面白いです。PSPo2iのインフラから卒業できそうです←


さて、というわけで、です。

対処法とか考えると面倒ですが、何、気にする事はない←