地球防衛軍S 第41話 占拠 | EDFニュード・フォトン汚染対策本部

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EDFの小説モドキが主で、ボーダーブレイクの戦果報告や単発SSをあげてます。PSO2も追加されました



「大型円盤の部隊が市街地に降下しました」



今日もフォーリナーは元気なようだ。


…というよりは、人類が追い詰められているのだろうが。

ヨーロッパは壊滅状態。

アフリカは、少し前から一切連絡が来なくなっている。

アジアも壊滅状態に陥っていて、援軍は絶対にないだろう。

例え援軍が送られても、途中でフォーリナーの兵器にやられてしまうだろう。



「円盤は巨大生物を投下。街は完全に占拠されました」

「全く… 防衛部隊は何をやっていたのだ!?」

「…敵は大型円盤4機と大量の巨大生物です。物量相手に質で立ち向かうのは無理があると思われます」

「要は『戦いは数だよ兄貴!』ということか…」


司令官が呟く。

その一言に部屋の室温が下がった気がするが、恐らく気のせいだろう。

…気のせいという事にしておく。



「…決死隊を編成して奪われた市街地に潜入。ビルに隠れて接近し、敵を急襲します」


オペレーターが重い口を開き、場の空気を変化させる。

『決死隊』という響きに指揮官が反応した。


「決死隊、か」

「…あくまでもあの世行きの片道切符を渡しただけだ。逝ってしまうのも帰ってくるのも彼らの自由だろう」


決死隊は既に現地へ向かっているらしい。

出来れば全員帰還して欲しいものだが、どう転がるかは分からない。

ストーム1も含まれているため、もしかしたら…というくらいしか希望はない。



「少数での危険な作戦です。幸運を祈ります」





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『機密通信です。フォーリナーの大船団が北米へ侵攻中。敵の目標はEDF総司令部です』
「さて、お勤め開始ね。…うげ」

「はいは~い、早速吐きそうな顔をするのはやめましょうね~」

「…小さい子に言い聞かせるみたいな言い方はやめろ」


3人は「エブリス」という会社の所有するビルの上に立っていた。

ストーム1は左側の大型円盤から攻める事になっている。


「じゃ、右から攻める事にしよう。レンジャー5が既に向かってるみたいしね」

「へいへい」

「分かりました」

『本部よりストーム1へ。レンジャー5が孤立した。援護に向かえ』

ストーム1は距離的に間に合わない。

ならば、3人が向かうしかない。


「あれほど突出するなと言ってたのに…」

「仕方ないわよ。…うげ」

「大丈夫ですよ。我々が行けば良いんですから。どうせ行くんですし」

「そりゃそうだけどな…」



右側の大型円盤に近づいていくと、銃声が聞こえてくる。

何かがかなり上空まで飛び上がった事から、敵はクモ型だと思われた。


「総司令と結城が近づきながらクモを攻撃。俺は大型円盤をやる」

「了解」

「ふふふ、酸弾銃の威力を実証する時が来たようですね」



結論から言えば、大型円盤がハッチを開いた時点で勝負は決していた。

レンジャー5は無事だったが、体の震えが止まらないようだ。

心なしか3人を見て怯えているような気がしたが… 気のせいだろう。


「…た、助けていただいて感謝します!」

『こちらストーム1。大型円盤を1機撃墜しました』

「思ったより速かったな… よし、そのまま進んで次のを頼む」

『…了解』


指示されるのが気にくわなかったのか、海理は不機嫌な声で無線を切った。

それを聞いて、リクと怜香が苦笑する。

結城はいつも通りのポーカーフェイスだった。


「このあとに言う台詞は、分かるわね? …うげ」

「吐きそうになるんだったら、いっそのこと喋らない方がマシじゃないかな?」

「俺が喋らないとどうしようもないだろ?」

「そんな事はないと思うけど…」

「…その具体例は?」


努めて冷静に聞こえるよう、リクは細心の注意を払ったつもりだった。

しかし、「致命的にチキン&ヘタレを擬人化したようだ」と言われる怜香には分かってしまう。

…何故かカリスマ性はあるのだが、それだけでは人の上に立つ事は出来ない。

特に怜香はそーいう事のテクニックも高いが、人の精神状態を見抜く能力にも長けている。



「喋ったのをスルーされて落ち込んだ時とかかな」

「……」


リクは仏頂面だった。

心なしか「何故そんな事を憶えてるのか」と顔に書いてある気もする。


「折角の綺麗な顔が台無しだよ。まぁ、それは良いとしようか」

「じゃあ最初から言うんじゃないわよ。…うげ」

「さて、じゃあ行きますか」


結城が仕切り直す。

リクが大きく息を吸い込み、声と共に吐き出す。




「突撃だぁ!」

「おおー!」











ちなみに。



「…俺、ギガンテスに乗ってる意味ないんじゃないか?」


悟がそう呟くほど、楽勝だった。

理由は言わなくても分かるだろう。

…このままいけば、マザーシップも楽々墜とせそうな気がするレンジャー5だった。



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作者コメント♪



どうも、ようやく新しいPSPを買ったキセノです。


それにしても…

最近はこうしてほぼ毎日更新出来ているわけですが、一度でもやめると更新がほぼストップした状態に…

そうならないように頑張ります。多分←