地球防衛軍 第27話 地底突入中篇 | EDFニュード・フォトン汚染対策本部

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EDFの小説モドキが主で、ボーダーブレイクの戦果報告や単発SSをあげてます。PSO2も追加されました

『こちら第10攻撃隊! 巨大生物に囲まれて苦戦しています!』


…無線からは絶望の状況しか聞こえない。

相変わらず、一般隊員は苦戦している様子…

まぁ、僕も一般だけどねwww


「と、とりあえず、ここを動きましょう」

「そうですね… 皆さん、何処に行ったのでしょう?」

「僕には分かりませんが… 最終的には同じ所に繋がっていると思います」


ちょww 僕の方が階級は下なんだから敬語使わないでよwww

どっちかと言えば、僕が呼ばれたいw

…あ、僕はMじゃないぞ! そこ、そんな目で見るな!


「…呼び捨てで良いんですか?」

「! どうやって心を読んだんですか!?」


やばい… 流石にこのままじゃ…

と言うわけで、


「…! ミキさん、この辺りに巨大生物が急に出現しました!!」

「准尉さん、そんな都合の良いことがあると思ってるんですかぁ?」


少しにやつきながら、腕の携帯レーダーを見るミキさん。


「…あっ! 本当だ!!」

「…僕だって嘘は言いませんよ」


曲がり角を曲がった辺りに、反応がある。


「…少し、待っていて下さい。僕が様子を見てきます」

「えっ? 大丈夫なんですか?」

「大丈夫です。…一応、僕は男ですからね」


曲がり角を曲がると、地下鉄の通路みたいなところが見えた。

そこには…


『取れない!糸が取れない!!』
『わ~!動けない !』


蜘蛛がいた。しかも、何かが綿飴にされている。

その綿飴に蜘蛛が何匹か近づき、貪り尽くす。

出てきた液体の色は、赤色。


「……」

『助けて! 隊長! う、うわぁぁぁぁぁぁ!!』


もう1カ所から、赤い噴水が上がる。

絶望的な状況だった。もう、ミキさんが近くにいることも忘れていた。

蜘蛛たちが、一斉にこちらに向き直る。

…僕を、品定めしているのだろうか、少し間が空く。


「う、うぅ…」

「…准尉さん? 何がいたんですかぁ?」

「…ミキさん、ここでお別れかも知れませんが、絶対にこっちまで来ないで下さい!」

「えっ! どういう意味ですk…」


僕は途中で通信を切る。

僕だって男だ。死に際くらいは、ちゃんと飾りたい。


「うあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


雄叫びを上げ、蜘蛛の大群にGHG-17Aを投げつける。

結果、殆どは生き残っていた。

分かってる。僕の戦闘能力じゃ、恐らく時間稼ぎがやっと。

…せめて、ミキさんには生き延びて欲しい。

まぁ… 出来ることなら、守ってあげたかったけどねww

あ、これが「好き」って感情なのかな? …死に際でようやく学べたよ。


「さぁ、僕と心中したい奴は出てこい!」


蜘蛛たちが、一斉に糸を出してきた。

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「リク、こっちは片付いたわよ!」

「了解だ。…こっちもそろそろだな」


俺とユキは、巣穴の結構奧まで入り込んでいた。

まだ反応があるが… 蜘蛛だけど、まぁ何とかなるんじゃないか?

俺たちは、道が分かれている所にたどり着いた。


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