女神の見えざる手 | しも酉の主(あるじ)

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先日







女神の見えざる手を見ました。


大手ロビー企業でエリートな
エリザベス(ジェシカ・チャステイン)
銃擁護派から女性の支持を取ってくれと依頼され
信念とは違うと断わるとタイミング良く
銃規制派の小さな三流ロビー会社のCEOから
直接依頼をされ、部下を引き連れて移籍します。
銃擁護派のバックには大企業や大物政治家ばかり
移籍先の会社は三流。
しかし敏腕なエリザベスは何とかイーブンへ持ち込み
これからというときに
エリザベスの違法行為が発覚し
聴聞会まで開かれ・・・・・・・





まず
ロビー会社って何?
って思いますよね。
調べると
政府の政策に特定の影響を及ぼすことを目的として
政治活動を行う企業
のようです。

日本ではあまり馴染みがないですよね。

ハイヒールを履き
シンクのルージュを引き
まさにエリートキャリアウーマンという感じで
私生活はただ欲望を満たすために
お金で一夜限りの快楽を楽しむという
まさに合理的なエリザベス。

三流会社で勝ち目がないと思われていても
次々奇策を企てイーブンまで持ち込み
最後はどうなるの?
と思って見ていると
まさかのミス。

それが命取りになり・・・・・

しかし
それまでもが作戦だったのですΣ(゚Д゚)

また
肝心なことはCEOを含めた他人に相談や報告をせず
ワンマンすぎるじゃん!
と思ったら
知ってしまうと
罪に問われしまうため
自分自身だけが罪を負う
そこまでするの?
と思いましたが
それが彼女の信念なのだと思います。



冒頭に
敵の動きを予測し対策を考えること
勝者は敵の一歩先を読んで計画し
敵が切り札を切った後自分の札を出す。
この言葉の意味が最後で分かり
大どんでん返しが待ち構えていました。


また
エリザベスが引き抜かれるとき
提示された報酬は映像には映っていなく
僕は1ドルか好きなだけ
と書かれていると思ったのですが
最後でこの金額も分かり
エリザベスは勝つためには部下でも
違法なことでも何でもやりますが
それはお金のためではなく
自分の信念のためと分かります。

エリザベスの過去など詳しいことは
描かれていませんが
それがよりミステリアスな雰囲気を
醸し出しているように感じます。


食事をしながら見ていると
字幕が多く読むのが大変

頭の中を整理しながら見ないと
ちょっと難解だったので
もう一回見直しました(笑)



久しぶりに
とても見応えのある映画でした。