こんにちは。
月1個ペースでNゲージを増備しようとしているスタッフのYです。
今回はグリーンマックスさんから新発売された名鉄9500系基本4両セットを購入しました。
名鉄とグリーンマックスの連携っぷりはなかなか有名で、実車登場直後に即発売などと噂も流れましたが、現実には実車登場から3年近く経ってからの発売となりました。
こちらは実車です。
名鉄9500系は2019年から活躍している4両編成の通勤型車両で、車内はオールロングシートです。
運用的には3500系や3700系、3300系と同じく、3R4という区分に属し、彼らと同じ括りで運用されているため、9500系だけを狙い撃ちで乗りたいという場合はなかなか苦労する場合もあります。
ちなみに、似たような見た目で2両編成の車両もいますが、そちらは9100系と申しまして、9500系の派生系列的な存在です。
実は両者は編成両数だけではなく、搭載しているVVVFインバータのメーカーも違っており、9500系が東芝、9100系が三菱となっております。
個人的には2200系そっくりな音階の所謂【竜巻インバータ】の三菱SiCを搭載している9100系の方が好きだったりします(笑)
加速し出してからのキュィィーンって音階がいいんですよこれが。
では、話を模型に戻します。
パッケージ構成はほぼほぼいつも通りのグリーンマックスの名鉄車って感じです。
近年のグリーンマックス製名鉄車にしては珍しく、車番が選択式ではなく、基本編成(M車有り)が9501F、付属編成(M車なし)が9502Fと、最初から車番が印刷されております。
9500系は外観上は初期車と最新の車両で全く違いがないのですが、3300系以来の名鉄通勤車だったり、外観がカッコいいので人気が高い車両だったりするので、9500系の発売で新規参入が増えると見越しての対応なのかもしれません。
そのパターンであれば、再販からは車番選択式になる可能性が高いかと思われます。
名鉄車特有の豊橋寄り(公式略称ト方)先頭車両クーラーの対空表示も印刷済みです。
対空表示の由来は諸説あるそうですが、車両の管理をコンピューターでやっていなかった時代、ダイヤの乱れ等でしばしば"行方不明"になる車両がおり、名鉄の列車の大半が通る名鉄名古屋駅の放送ブースから車番を確認できるようにこうした、というのが通説のようです。
造形は実車と大差ない出来だと思います。
基本的には300系や3300系から続く【日車ブロック工法】によって作られた車両ですので、構体面では従来車との違いを見つけるのはなかなか困難です。
名鉄9500系の特徴といえば、顔面全域のスカーレット塗装とこれでもかってくらい眩しい🌟前照灯ですね。
特徴的なライトの造形と相まって、9500系を語る上で欠かせない部分なのですが、実車のハイビームよりも光の拡散が若干強いかな?と感じたので後ほど遮光して調整してみようと思います。
で、肝心の方向幕シールはこちら。
急行と準急と普通のみとなっております。
ただ、これだけは言わせてください。
何故河和・知多新線の全車一般車の特急(通称:全一特急)がないのか?
9500系自体が4両編成のため、通常の営業運転で2200系と併結することができず、特急運用に就く機会が9100系に比べてはるかに少ないのは百も承知です。
ただ、平日日中に30分に1本の間隔で運転されている河和・知多新線の全一特急は今や殆どの運用が9500系や3500系といった3R4の担当であり、9500系も必ずというわけではないですが、現時点で12編成在籍しており、それなりの確率で充当されるにもかかわらず、収録されていないのはいささか寂しさを感じます。
実車はフリーWi-Fiを搭載しており、河和・知多新線の全一特急は名古屋~河和・内海という比較的長距離を高速で走る運用でこそ輝きますし、一般の乗客からしても頼もしい運用だと思うんですけどね・・・
まぁ、3300系後期車の方向幕にも収録されておらず、全体的な構成も類似しているので、それに合わせて設定したのかもしれませんね。
ただ、名鉄模型鉄民御用達の汎用性のあるステッカー【グリーンマックス 6821】にフルカラーLEDが収録されていない為、側面は2200系後期車などから流用するにしても、前面の方向幕は一工夫必要になるかなと思います。
方向幕の収録数が少し残念に思いましたが、名鉄9500系は個人的に思い入れの強い車両ですので、いろいろ加工していくつもりです。