はい、今回も伏せ字だらけで書かせてもらいました。チキンな私です(恥)。一昨日、業務試写で観せて頂きました。
まあ、映画としては割りときちんとまとまっている方だと思います。上映時間138分というのも、この物語の内容やこの監督の今までの作品の長さから考えると、妥当と言うか致し方ない分量と言うか…。確かに、削った方がいいようなところはいくつかありますけどね。それに、ちょっとベタなセリフのやり取りもいくつか。今時、これはないでしょう、と、観ているこっちが恥ずかしくなるような会話が…。
あと、オリジナルを結構大胆に改変してるところが結構あるようですね。森雪の腕っ節の強さにビックリ。何より、佐渡先生が女性(しかも高島礼子)に変わっていたのには…。でも、この変更はあんまり意味がなかったような感じです。
徳川機関長=西田敏行とか、オリジナルのイメージにかなり近いキャスティングも結構多く、そこら辺は成功しているかと。佐渡先生の飼いネコもしっかり出てます。こいつがクライマックスで印象に残るんですよ。本筋とはまったく関係ない、偶然の産物なんでしょうけど。
で、以下、ぶっちゃけまくります。
やっぱりキム●クは何やってもキ●タクでした。兄の死に怒りと悲しみを抱え、それを引きずっているかと思えば、途中で唐突にいつものノリのキャラに変貌。オリジナルがあるキャラなのに、それをやらせていいの?
で、その兄役=堤真一。出番、短過ぎです。正直、彼じゃなくてもよかったのでは?というぐらい。同じ監督の『ALWAYS』ではいい味出しまくりで大活躍してたのに…。
しかし、一番驚いたのは、ガミラスが(以下略)、でもってデスラーが(以下略)。宣材をいくら調べてもデスラーの配役が書いてなかったのは、このせいだったのか!
ラストは、某洋画ソックリの展開。主題歌歌ってる人も同じだし。あ、試写では泣いている女性が結構いらっしゃいました。オリジナルのファンとキム●クファンは動員できるから、あとは「話題の映画を観て、泣く」という女性のお客さんの取り込みも、これでバッチリ(含笑)。