昨日=4月2日の早朝(日本時間)、アメリカでサントラの通販をしているScreen Archives Entertainment(http://www.screenarchives.com/ )のサイトを見たら、マニアックなサントラを発売し続けているFilm Score Monthly(FSM)(http://www.filmscoremonthly.com/ )の新譜として、ヒッチコックの『鳥』の発売告知が。


http://www.screenarchives.com/title_detail/ID/40110/THE-BIRDS.html


一瞬喜んだものの、どう考えてもおかしい。そもそも、現在のFSMが発売のライセンスを持っている映画会社は、主にMGM、UA、ワーナー、パラマウント。『鳥』を製作したユニヴァーサルと契約したなんて聞いていない。


いや、それよりもまず最も不可思議に思った理由は、『鳥』の劇中には音楽がまったく流れないこと。この告知に「作曲者」として名前が挙がっている、ヒッチコックの良きパートナーだった(当時)バーナード・ハーマンは、確かに『鳥』では音響効果のアドヴァイザーみたいな形で絡んではいるが…。


まあ、最近は、「録音はされたもののいろんな事情で未使用に終わったボツ音源」が発見されてCD化されるというケース(アレックス・ノースの『2001年宇宙の旅』など)がよくあるが、『鳥』に関してはそんな事実があったなんて話は聞いたことがない。


紹介文を読んでみても、何だかヘン(全部英語だから意味はよく分からないけど…)。何か、別のCDの紹介のところで読んだような…。


で、ハタと気が付いた。


あっち(=アメリカ)は、まだ4月1日だった…。
ミスターYKの秘密基地(アジト)