“地球の危機職人”ローランド・エメリッヒの本領発揮、大災害テンコ盛りの158分!(ハァ・・・)

ほとんどサービス過剰。ここまでやられたら、もう笑うしかありません。

基本はやはり聖書の『ノアの方舟』と、それを基にした(と思われる)『地球最後の日』。ところが、他にも『日本沈没』やら『ポセイドン・アドベンチャー』やら『エアポート』ものやら『ダンテズ・ピーク』やら『ディープ・インパクト』やらと、ホントにパニック映画大全集状態。出てこなかったのは、私の心の映画『タワーリング・インフェルノ』と『新幹線大爆破』ぐらいか。

勢いで押し通すエメやん流なので、退屈はしません。ビミョーにツッコミどころが多いとか、ちょっと説教臭いとか、ヘンな日本がチラッと出てくるとか、まあそんなのもエメやん流。

いや、最初の大きな見せ場のロス壊滅のシークエンスなんか、脱出している主人公たちの目線がメインなので、そりゃあ臨場感はすごいですわ。そういう、見せ方の巧さも、やっぱりエメやん流。


犬好きなわたし的には、2回もあるワンちゃん危機一髪が『ID4』を連想させて、「これってエメやん的にはセルフパロディ?」とか邪推してしまいました。ワンちゃんと言えば、ウエルシュ・コーギーを連れた高貴そうな老婦人が登場するシーンがあるんですが、あれってエリザベス女王?

それより、ジョージ・シーガルが出ていた(と言うか生きてた)のが一番ビックリでした(恥)。