泣いた!


傑作!


一番楽しめるのは、人生経験をある程度(もしくはそれ以上)積んだ世代だと思うのだが、子供にもちゃんと楽しめる。で、それぞれの世代に訴えるものがある。脚本がしっかりしてる証拠。


カールじいさんの名字はフレデリクセン。ユダヤ系か。最初の方では、流産やら老人問題やら、ピクサー作品としてもかなりリアルでヘビーな展開が続くが、家の中から無数の風船が現われて一気にファンタジー&アドベンチャーの世界に突入する、演出の呼吸の見事さ。


アドベンチャー、スペクタクル、夫婦愛の物語が違和感なく融合しているのは、まさに奇跡。


クライマックスでじいさん同士が取っ組み合いのケンカをするあたりは、『ブラジルから来た少年』を思い出してしまった(あれも片一方がユダヤ人だったし)。


文句ない傑作!


<『カールじいさんの空飛ぶ家』公式サイト>
http://www.disney.co.jp/movies/carl-gsan/