やんしんブログ(数学教師@NZ)

やんしんブログ(数学教師@NZ)

計算と英語が苦手だったのに、今は英語で数学を教える数学教師。
奥さんはNZ人。
波乱万丈な人生の記録始めました。
#教育 #国際結婚 #数学 #英会話 #教師 #熱血教師 #ニュージーランド #ギランバレー症候群

小学校のクラスで一番計算が遅かったのに、今は数学教師。
英語ができなくて、高校で留年しそうだったのに、今は英語で数学を教えている。
ギランバレー症候群という難病にかかり、二度と歩けなくなるかもしれないと覚悟していたのに、その後二回もフルマラソン完走。

人生って何があるかわからない。
だからこそ、自分の人生の価値を勝手に決めてしまうのはもったいない。

そんなどんでん返しな人生ですが、僕は今はすごく幸せです。

今は、ニュージーランド人の嫁さんをもらい、二人の子宝に恵まれて、ニュージーランドに住んでいます。

ブログは、教育、数学、英会話、ニュージーランド情報、国際結婚、ギランバレー症候群などなど、自分の人生で特筆すべき出来事を綴っていきます。

波乱万丈かもしれませんが、幸せ生きるヒントがもしかしたらあるかもしれません。
興味がありましたら、ぜひ読んでみてください(^^)

前回のブログの記事を書いてから、1年以上たったのかな?

僕は今、ニュージーランドのとある高校で数学科主任をしています。
2024年から数学科主任になっています。
数学科主任になると、もちろん給料は上がりますが、その分責任がのしかかります。
先生の採用から、新人の先生の教育、クレーム対応、保護者対応、うちは新人の先生が多いため、試験を書いたりするのも僕の仕事になります。
まだ、主任をしている人たちの中では若いほうなので、バリバリ働けるし、問題が起こったらすぐに対応できるだけのエネルギーがあるので、大変だけど、楽しんでいます。

その楽しさを深堀しますと、責任が重くなるということ、仕事が増えるということは、逆に言うとやれることの規模が大きくなるという事なんです。

例えば、人事採用権を持つということは、自分の科の方向性を決めることができます。
僕は、見せかけの楽しさだけを求める数学教育が嫌いです。
アクティビティベースの学習を軸にしたり、実用性だけを求めて数学の学習活動を仕掛けたり、そういう見た感じきらびやかな学習よりも、しっかりとした学力をつけながらも、生徒が数学の問題に向き合う楽しさを感じながら学ぶ学習を軸に科を進めています。
そういった方向性は僕の裁量で決められるので、重責ですがやりがいを感じています。

さらに、僕が働いている地域には、高校がうちしかありません。
なので、うちの近所の小中学校の数学教育のゴールは、僕が掲げる教育方針に沿った学習活動に対応できる力をつけること、となるわけです。
僕は今年、新入生の学年とYear11、そして最上級生の微分積分のクラスを受け持っています。
新入生のクラスには、地域の小中学校の先生が見学に来ました。
僕が見せたい学習像をそこでしっかり出せれば、僕がやりたいことができるようになるわけです。

てな感じで、南の果ての島国で、日本人数学教師が数学教師になって5年したら、数学科主任になって仕事を楽しんでいます、と言うお話でした。

とはいっても、今週でホリデーも終わり、来週からまた忙しい毎日が来ると思うと、胃がキリキリするんですけどね(笑)

では!