まめきちは 熱く語っています。
お仕事を成功させたい！という
強い気持ちは
キラっキラな瞳をみても伝わってきます。
しかし・・・なぜそこまで？
「このプレゼンを成功させて
早く昇進したいんです。
そして たぬきちに変わって
私が その座に立ちたいんです。」
よほど たぬきちの借金返済システムが
気に入らないのか
いつも笑顔を振りまいているように見せかけて
あれこれ土地や増築をさせようとする
たぬきちが 嫌いなのか。。。
エネルギーは とてもよく伝わってきます。
しかし プレゼンを成功させること、
昇進すること、たぬきちに成り代わることは
なんだか すべてが
ズレているように感じませんか？
そして 大切なこと。
「まめきちさん、
プレゼンを成功させ昇進し
そして、たぬきちさんに
成り代われたとして
まめきちさんはどうなりたいのでしょう？」
やはり たぬきちの
借金返済システムに納得ができない、
そして 多額の借金を返すために
昇進してえらくなって
お金をたくさん稼ごうと
考えていることがわかってきました。
それなら 別の道もあるかとも思いますが
気持ちはとてもよくわかります。
でも プレゼンが成功したとしても
昇進に結びつくとは限らない。
そして たぬきちさんに成り代わって
その場に立って お金を稼ぎ
その後 どうしたいかが見えていません。
「まめきちさんは
どんな風に生きていきたいの？
お金を稼いで 借金を返して
たぬきちさんの立ち位置に立って
どんなふうに島民のみなさんと
かかわっていきたいと思いますか？」
まめきちさんは
焦点が自分にあっていて
周囲に他の人の存在がある、
ということを
完全に忘れてしまっていたのです。
こんな風に
周囲が見えなくなってしまうくらい
それだけ つらかったよね、
そんな中でも すご～くがんばってきたよね、
たぬきちったら ニコニコしてても
全く助けてくれないんだもん。
おまけに 橋を架けた方がいい、
島民には お家を増築したり
道路整備を進めたりして
営業上手だし
働いても働いても働きづくめだ！と
島のオーナーはぼやいているし、
まめきちさんの働いている
たぬき商店も ノルマが厳しかった、
ということがあったのかもしれません。
プレゼンを成功させたいのは
自分の昇進のため、
そして たぬきちさんの立場に立つことは
目的が 周囲へ愛を還元することではなく
ご自身のためだけのことに
なってしまっています。
これが たとえば
たぬきちさんの立場に成り代わることが、
たぬきちさんが
持病をお持ちだからサポートしたい、
ということでしたら
宇宙の采配も 違うかもしれません。
また たぬきちさんとは
違う方法での 社会貢献のアイデアがある、
ということでも。
厳しい状況や困難な現実に
向き合いつづけていると
人間は 自分のことを
なんとかすることで精一杯。
だから 宇宙の法則である
周囲に愛を循環させる＝豊かになる、
ということを忘れてしまいがちです。
がむしゃらに努力すると
一時的な豊かさを手に入れることは
可能なようですし。。。
でも その先の どうありたいか、
に焦点があっていないと
どうにも うまくいきにくいようです。
プレゼンを成功させたいのが
悪い事ではないし、
自分の能力向上は 素晴らしいことです。
が その先を見据えて
どうして そうしたいのか、
どうあったら 幸せ という状態になるのか
といったことをみていくようにすると
本質が見えてくることがよくあります。
社会貢献したいんだ！と
大きく思わなくても
ほんの少し 誰かを助けたい、
というささやかな愛でもよくて
その気持ちの根源に自分だけではなく
周囲への愛が含まれていないと
どうも この世はうまくいかない
仕組みのようです。
これって 男女関係も同じ。
まめきち は会いたい、
でも まめきちのお相手は会えない事情がある。
その時 まめきちが 会いたい！会いたい！と
言い続けるのが 愛なのか、
それとも お相手の事情を汲み取って
幸運を祈り、
まめきちの他の楽しみの時間を
過ごすのが愛なのか。
お相手の事情を汲み取ってばかりで
ちっとも会えやしない、、、
そんな声も聞こえてきそうですが
まめきちさんが会いたいのは
なぜでしょう？
どうして今 それが必要だ と
思っているのでしょう？
そんなことも深堀してみると
思いがけない気づきがおこったりします。
どんな自分になろうとして
その行動をするのでしょう？
そこに愛がありますか？