今日は 少し不思議なお話。

 

 

小さな子供がうずくまって泣いています。

周囲には大人はあなただけ。

 

 

 

その時、あなたはどんな風に声をかけますか?

もしくは 通り過ぎる?

 

 

「どうしたの?」

「おなかが痛いの。」

「お父さんやお母さんはどうしたの?」

「いない…」

「そっか〜。お腹いたいのは大変よね。

なでなでしたら治るよ。

一緒にやってみよっ!」

 

 

 

そう言いながら、

その子のお腹や背中をさすってあげると、

 

おなかの痛みはとれたようで

ニコニコと元気な笑顔を見せてくれます。

 

 

 

「どうしてお腹痛かったの?」

「お母さんにしかられたの」

「どうして?」

「お菓子買って、っていったから」

「おなかがすいてたの?」

「ううん。すいてない。

お母さんはなにをいっても怒るの」

 

 

「そう…お母さんどうして怒るんだろね?

お母さんに聞いてみよっか!」

「今、忙しいって」

「そう。忙しいの。」

「赤ちゃんのお世話で忙しいっていつもいう。

でね、お姉ちゃんでしよ、

がまんしなさい、っていう。」

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

これに近い経験、あなたにはありませんか?

 

小さな子供は小さな頃のあなた。

大人になったあなたは いつもガマンばっかり。

 

 

というよりも、嫌なことをされても、

ずる賢い人に利用されても、

私は大丈夫!と強いフリをして

 

 

知らず知らずのうちに

ガマンしていることにも

気づかないくらいです。

 

だからガマンの器に収まり切れないくらい 

ガマンが溜まりすぎてしまって、

マンホールのような重いフタまでも

こじ開けそうな勢い。

 

 

一触即発、噴火直前。

 

 

 

ちいさな頃にがまんしなさい!

といわれたことが沢山あると、

がまんすることが当たり前になってしまうので、

 

自分ではがまんしすぎていることに気がつけないのです。

 

そして、周囲には舐められ、

いいようにつかわれたり、

搾取されたり、ふんだりけったり。

 

 

 

また 働きすぎなくらい働いて

身体を壊してしまって、

ようやく ご自身がガマンしすぎていたことに

気がつけるということもあるのです。

 

 

 

ご自身の中で 

自分と他人との心の距離感だったり、

バランス感覚が狂ってしまって

いることもあります。

 

 

 

もし、あなたが 

なんでも完璧にこなそうとしていたり、

一生懸命にやりすぎてしまうのでしたら 

 

 

理由は、

こんなところに隠されていたりします。

 

 

 

 

やることが多くて

バタバタしてなかなか落ち着けない、

 

 

 

なぜか 一難去ったらまた一難、

といった具合によろしくない波が訪れる、

ということでしたら 

 

 

小さなころの自分に 「なにかガマンしてる?」と

問いかけてみてください。

 

 

きっと、いろんなことを

教えてくれるでしょう。

 

拗ねてしまってお話もしてもらえないようなら 

そっとそばによって ハグしてみてください。

 

 

本当はさみしくて悲しくて、

くやしくて といった 

本音の感情をあらわしてくれるはずです。

 

 

新しいステージに入った時 

 

がむしゃらに行動する、ということが

必要なこともありますが 

 

 

ご自身のキャパを見誤ると

身を滅ぼすこともあるのです。

 

 

だから いまのうちに 

バランス感覚を元に戻しておきたい

タイミングなのです。

 

たとえば お母さんに怒られても

「は?なんで?がまんしなきゃいけないの?

いつもガマンガマンってどうしてなの?」

 

 

といったように 

親に詰め寄ることができたのなら 

キャパオーバーになることは

なかったかもしれません。

 

 

 

それが自分を守る術であることにも

気が付かないくらいだったり、

 

 

または 優しすぎて 人の気持ちが

先にわかってしまって

言えなかったのかもしれません。

 

こんな風に 叱られることを

何回も繰り返し 小さなころから刷り込まれていると 

なかなか 自分のことを自分でほめたり、

認めたりすることが難しく感じることになります。

 

 

 

自己肯定感、自己受容、自尊心といった

感覚の低さは簡単にくつがえせない、とも

言われています。

 

 

 

が、しっかりとセキュアベースという

心が安心できる拠点(ホームグラウンド)

のようなものができてくると 

くつがえすことも可能になってきます。

 

 

なかなか 運気が変わらない・・・

という方は 宇宙の流れを味方に

するのももちろんオススメですが

 

 

あなたの中の小さな子供を

なでなでしてみると 

きっとニコニコして 

体中が温かくなってきます。

 

 

 

あなたのガマン 

今 本当に必要ですか?