楽しみにしていた、遊牧民のお宅訪問へ。


これが、本物のゲル。実際にこの中で普通に暮らしているゲル。

テレルジ公園内のツーリストゲルとは少し違う、

小籠包のような、お饅頭のような形をしている。


横には家畜たち。


数件が連なっている。いざ中へ。


室内に入ると、すぐにいろんなものをおもてなししてくれた。

手前が馬乳酒、左がヨーグルトから作った蒸留酒、

あとはいろんな形状をしたチーズ。


モンゴルの蒸留酒は、そんなに味がしなくて

アルコール感もなくて飲みやすかった。

「煩悩の数を飲め」、と言われて

まさか108かと思ったら、3でいいと言われた。


蒸留酒はコーヒーポットに入っていた。まるで水のよう。


中は個宅なのでなかなか載せられないけれど、

入って右は奥さんのスペース、

左は旦那さんのスペースで

扉側にキッチンがある。

冷蔵庫も、ボックス型の小さいのが一つあった。

突き当たりは棚などが置いてあって、そこに全ての持ち物が収納されていると言う。

家族写真もあり、本当にここで暮らしている人のおうちだった。


外ではソーラーパネルで発電。

テレビも見られる。


ゲルに住む遊牧民は、

我慢して不便な生活をしている民ではなく、

一人暮らしや同棲、一軒家住まい、3階建二世帯住宅、と同系列の「生活している方式」だった。


勝手にそのようなものだと思っていた自分が恥ずかしい。


大きなお鍋は外にも置いてある。


自然と一体で暮らす方式の一つだった。


後ろには、別の遊牧民のおうちが。



お茶をしながら、「シャガイがあったら見せてほしい」と伝えると、出してもらった。

これがシャガイ。家畜のくるぶしの骨。

これは、飼っていた羊の骨らしい。


遊牧民はこれをお弾きのようにして遊んだり、

占いをしたりする。


四つを一気に振り、出た面で占いをおこなう。

4面にはそれぞれ、ラクダ、馬、羊、ヤギと振り分けられている。


あまりにも楽しく遊ばせてもらったので、

余っていたシャガイを四ついただいた。

まだ組織がついている骨だったので、

この後ナイフでガイドさんが綺麗にしてくれた。



お酒もミルクもたっぷりいただいたけど、まだまだ残っている。

お腹がいっぱいになるまでいただいた。

いろんな形状のチーズを初めて見た。

チーズで有名な国はたくさんあるけれど、もしかしてモンゴルが1番なんじゃないかな。


家畜の牛はまだ子供もいた。

乳牛となるらしい。


頭にハート♡



青と緑に白いゲルがとても綺麗に見える。

暗い日でも明るく、暑くなりすぎないようにということで白色だそうだ。


生活エリアを一歩出ると、ヤクがのんびーりあるいてた。