【算数と数学】数学は暗記科目。 | 共明塾 × キッズアース播磨町校

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1970年から兵庫県加古郡・加古川地域て信頼と実績を積み重ねてきた共明塾。
2007年からは東大卒講師を迎え、2017年からはキッズアースと提携し、小学生向けの科学実験教室を始めました。
共明塾はこれからも学ぶ楽しさを発信していきます。

桜灯塾(おうびじゅく)塾長が、「算数読解力」について分かりやすく説明されていたので、
共明塾からは「数学暗記科目である」というお話をさせて頂きましょう。
 

桜灯塾塾長がおっしゃられているように、算数のテストで要求される能力は大きく
 
 ① 計算問題 →計算力
 ② 文章題  →(算数的)読解力
 ③ 図形問題 →図形力
 
の3つであると言えるでしょう。
 
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については、何より、スピード正確性を上げていくことです。
正確性を上げるには、ミスを減らすこと。
ミスを減らすには...というお話は後日。
 
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について「これを疎かにせず、楽しんでやる」というお話を桜灯塾塾長がされていますが、本当にその通りです。
 
中学受験において、ひらめきが要求される問題は、図形問題、あるいは図形的・図表的センスが必要な問題が多いです。
 
正直、こういった問題を解いて見せることは出来ますが、「どうやったらひらめけるのか?」を教える、というのは、非常に難しい。
センスは、一朝一夕で身につくものではありませんから、楽しんで数をこなすことが最大の対策になります。
 
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で、についてです。
算数」の文章題、特に算数オリンピックなどを目指す場合には、桜灯塾塾長のおっしゃる通り、実は優先順位は低めです。
 
難関の「算数」では、むしろ、問題をビジュアル化する図形・図表問題化してみることで、難易度を下げることが出来ます。
 
読解力より図表化能力つまりですね。
 

この図表化能力は、「数学」特に「新テスト導入」を考慮すると、さらに重要性が上がってきます。
 
そして、ここで、表題の「数学暗記科目」というお話になるのです。
 
実は、中学校で習う「数学」は、そこまで幅の広いものではありません。
いわば「使える武器」が限定されているのです。
 
なので、「数学」の応用問題のパターンはそう多くないのです。
このことに気付くことが出来れば、「数学」の勉強はぐっと楽になります。
 
①新単元について、計算練習をする
②応用問題について、どんな問題と解法があるのか、パターンを学ぶ
②’パターン毎の解法を暗記する

③図表化できる問題であれば、図表化の練習をする
 
パターンとその解法」というのは、文章題計算式に落とし込む、ということです。
計算式にしてしまえば、あとは計算力で解くことが出来ます。
 

この「パターンとその解法を暗記する」という方法は、高校数学―大学受験でも有効です。
 
「難問」と言われる問題は、パターンが読めない問題です。
これには、複数パターンの組み合わせである場合、他のパターンで解けるように見えてしまう場合、定型パターンに行きつくまでに別の問題を解く必要がある場合、などがあります。
 
ここをいかに早く正確に見抜くかが、勝負の分かれ目になってきます。
 

しかし、この「パターンとその解法を暗記する」という考え方は「新テスト導入」で少し変わってきます。
 
プレテストの問題を見ると、「パターン」に行きつく以前に、「文章を読むだけで解ける問題」がかなり導入されています。
 
ここでは明らかに(「数学」なのに)読解力が要求されているのです。
新テスト」の先に目指されているもののなかに「教科の融合」、言い換えれば「知の横断」が含まれているので、の中身が「パターン演習」から「読解力」に重点がおかれるようになり、今まで以上に図表化センスが重要性を増していきます。
 
言語計算は左脳、図像処理は右脳が司ると言われています。
 
言語図表化するというのは、言語処理計算という左脳オンリーの処理から、左脳・右脳の両脳を使った処理にシフトすることを意味します。
両方の脳を使うことで、処理効率もアップするというわけですね。
 
図形問題と合わせて、難しい問題を図表化するということにも是非チャレンジして、楽しみながら成績を上げていきましょう!