こんにちは!
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師のあさひです
今回は肝の「生理特性」について書きます!
「生理特性」とは臓腑機能の「特徴」の事です!
肝の生理特性は①昇発②条達があります。
①昇発とは、上へ(上昇)外へ(発散)という気の方向を表します
肝の疏泄は上へ外へ向かう気を特徴とし、体の上昇する気の主軸となります
疏泄の働きが弱くなると気が過剰に上昇し、「眩暈」「頭痛」などの症状が起こります。
気が頭に登っているイメージですね
②条達とは「木が太陽に向かって伸びていく様子」「隅々まで行き渡る」事を表した言葉です。
常に伸びやかになっている状態を表します
体の中の生理物質(精・津液・血・気など)を隅々まで行き渡らせる事が疏泄の特徴です。
条達の働きが弱くなると疏泄に影響を及ぼし、気の巡りが悪くなり気滞が発生。
気滞の症状(腹が張る・抑うつ感・胸肋部痛など)が起こりやすくなります
肝=木をイメージした方が特徴を覚えやすそうですね
伸び伸びと上に育ってこその木ですからね