ここ数日かなり気温が上がったので、ひょっとして山菜が出始めたのではと勝手に想像していた。
里山
ただそれだけでは気が済まなくなったので、昨日は実際に山へ出向き、この目で確かめることにした。
ガマズミ
さっそく山の中へ入ると、そこはまさに春の息吹・・・様々な草花が一斉に顔を出し始めていた。
この緑の葉っぱは『ガマズミ』・・・まもなく白い花を咲かせ、秋には甘酸っぱい赤い実がたわわに実る。ではなぜ赤い実なのかというと、鳥たちに発見されやすいようにするため。それを鳥たちが食べると、フンと一緒に種子が広範囲に散布されのである。
ウルシ
こちらは『ウルシ』、肌の弱いお方は近づかないほうがいいかもしれない。
アケビ
この蔓状の植物は『アケビ』、ご存じの通りアケビの実は食用として知られている。ただそれだけではなく、若芽も食べられるのだ。それを地元では『木の芽』と呼んでいる。
コシアブラの木
辺りを探し回っていると、山菜の代表格といっても過言ではない『コシアブラ』を発見。
今が食べごろのコシアブラ
これはお浸しや天ぷらがおすすめ、それともう一つは炊き込みご飯にして頂くのも、なかなか乙なものである。
タカノツメ
こちらはコシアブラと同じくウコギ科の『タカノツメ』、違いは葉っぱが5枚のコシアブラに対して、タカノツメは3枚である。そのお味はというと、個人的にはコシアブラのほうが一枚上手かも。
ヒトクチタケ
おやっ、松の木に栗が実っている・・・と思ったら大間違い、これは枯れた松の木に自生する『ヒトクチタケ』である。見た目は美味そうだが、これは非常に不味いので食べないほうがいい。
山ツツジ
そろそろ山つつじも咲きそうだな・・・それにしてもいい季節になったものである。
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