昨日は、うちの奥方と一緒に名取市の閖上地区を訪ねた。

東日本大震災慰霊碑 「種の慰霊碑」
この地域は、6年前の東日本大震災により甚大な被害を受け、多くの犠牲者を出した漁港である。また、その一帯にあった建物はすべて津波に流された。

日和山(標高6.3m)
唯一残されたこの日和山は、今では鎮魂の場として多くの人々が訪れているようだ。

閖上港
ここは閖上港・・・震災前はこの港にはしょっちゅう足を運んでいた。その目的はもちろん大海原で釣りをするため・・・。

新 永勝丸
その大海原で釣りをさせてくれたのが遊漁船「永勝丸」である。ところが、その船も震災の時の津波に流され粉々に破壊されしまい、遊漁船として出航できなくなったのである。そして数年が経ち、今では「新 栄勝丸」として見事に復活を遂げた。

墓地造成地
ところで、この栄勝丸の船頭さんとはかれこれ15年以上の付き合いで、またその家族とも気心の知れた間柄だった。ところがあの時、残念なことに家族のうち3名が津波の犠牲となったのである。
実は先日、その船頭さんから「亡くなった家族のためのお墓のデザインをしてほしい」との電話があり、この度こうして現地に足を運んだ訳だが、新たに設けられた墓地は現在造成中だった。ちなみに完成の目途は3月11日、それまでには心のこもったデザインを考えなければならない。そういや、この船頭さん家族は周りから「ひまわり家族」と言われるほど明るく仲が良いことで知られていたそうだ。だったら、それをモチーフに思案してみようじゃありませんか。

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