離婚し、母が出て行ったあとも自分のことで頭がいっぱいの毒父。

少しずつ不倫相手とわたしを親しくさせ、懐いていると祖父母に思わせたい。
嫌がっている弟の気持ちを変えたい。


不倫相手が作った冷凍おかずを、我が家に持ってくる。
うまいこと言って、食卓に出すようわたしに指示。

感が鋭い弟は、
「誰が作ったの?」疑って食べなかった。

嫌な事でも、父の元にいるわたしに拒否権はない。

こうして言うことを聞いている間はよいのだが、
わたしが"母の味方になった"と父が感じた時点からわたしは排除の対象になる。

そこにはわたしの気持ちは関係ない。
母を想うわたしの存在を受け入れない。


実家を出た後、わたしの気まぐれで連絡せず祖父母に会いに行った日の出来事…


昼時の台所で、不倫相手の女性が食事を作っていた。
わたしの顔を見るなり、食事を作るのをやめてその場からいなくなった。

その事に気付いた父親がわたしのところへ来る…



続く