
裏社会の後始末、死体処理を請け負っているチャンボクとテイン。
彼らに仕事を依頼している室長から、親から身代金を受け取る迄、誘拐した子供を預かってくれと頼まれる。チャンボクに言われ、仕方なく子供を自宅に連れ帰るテイン。
預かった子供は11才のペ・チョヒ。しっかり者のチョヒは、テインの幼い妹ムンジュとも仲良くなり面倒をみる。チョヒの扱いに戸惑っていたテインだが、ゴミ箱のような部屋を片付けたり、ムンジュと仲良く洗濯するチョヒの姿に、次第に兄の様な気持ちになっていく。
夜、外のトイレに行くチョヒに懇願されついていくテイン。不安なチョヒは何度も“そこにいますか?”と問いかけます。話せないテインは、手拍子を打ち続けます。
組織の仲間割れから依頼した室長が殺され、チョヒの身代金をチャンボクが受け取りに行くが、不慮の事故で彼は死んでしまう。
チャンボクから、万一の時にはチョヒを鶏屋へ連れて行くように言われていたテイン。
しかし、そこは児童売買の組織だった。
後ろ髪を引かれる思いでチョヒを置いていくテイン。チョヒの不安な表情、テインの苦しみ、泣かずにはいられないシーンでした。

結局、テインはチョヒを助け自宅に連れ帰る。
しかし、その夜チョヒはテインの家を抜け出す。
必死で探すテイン。
チョヒを探し当てたテインが、膝に擦り傷を作ったチョヒを心配し、他に怪我がないか全身を見るのですが、テインの心配が痛いほどわかり、ここでも涙でした。

チョヒを帰す決意をしたテイン。チョヒの小学校へ連れて行く。チョヒの姿を見た担任は走りよってきて抱き締める。テインを見て誰かと訪ねる教師に、チョヒはそっと囁く。
驚く教師の表情に逃げるテイン。誘拐犯を捕まえて~と追いかける声。
チョヒはテインの事を何と言ったのか?
テインはどうなるのか?
衝撃的な余韻を残したまま終わります。
チャンボクにユ・ジェミン。
テインにユ・アイン。
この役のために体重を15キロも増やしたとか、社会の底辺に生きる男の感じそのもの。言葉を話せないテインの喜怒哀楽を、表情しぐさで見事に現していて、テインの言葉が聞こえてくるようでした。上手い人やとは思っていたけど、いやぁ、本当に凄い俳優やわ。
もう一人舌をまいたのが、チョヒを演じた子役ムン・スンアちゃん。あどけなさ、賢さ、優しさだけでなく、ラストに見せた残酷さも!
末恐ろしい(笑)、いや、末頼もしい子役の登場です。
