ジャックソーダがTAKAだけを変える | STATION 78.74

ジャックソーダがTAKAだけを変える

梅干しを食べるとスッパマンに変わるように、

電話BOXに入るとアメリカンヒーローに変わるように、

ジャックソーダを飲むと変わってしまったんだ。


ジャックソーダを飲みながらTAKA は言ったんだ。

モウリマン に電話してみるって。


iPodと電話を手にトイレに消えたTAKA。

まさか二度と会えなくなるなんて・・・。


少し長めの用を足したTAKAの顔が変わっていた。

そして僕らに向かって言ったんだ・・・



『TAKA・・・だよね!?』(僕)


『タ~カ~だ~っ!?俺様の名前はモウリマンだろうがぁっ!!!!』


『おいそこの独活の大木!!BGMを変えろや!!』


『BGMですか?』)(僕)


『使えねぇヤロウだ!!もういいっ!!』



そう言うとモウリマンはイヤホンを耳にねじ込み

歌い始めたんだ・・・。


隣の女性は恐怖に顔を覆い、さらに奥の男の人は

見て見ぬふりをしていたっけ。


そして恐ろしいほど優しい笑顔で言ったモウリマンの

言葉は僕の耳にこびりついて離れないんだ。


『ブログ用に写真でも撮ってよ(ニッコリ)』


僕は震える指でシャッターを押したっけ・・・。


そしてモウリマンの歌声以外、凍り付くような静寂の中

誰しもが恐れていた死のフレーズがモウリマンの口から

放たれてしまったんだ・・・。



『カラオケでも逝きますか!?』