ジャックソーダがTAKAだけを変える
梅干しを食べるとスッパマンに変わるように、
電話BOXに入るとアメリカンヒーローに変わるように、
ジャックソーダを飲むと変わってしまったんだ。
ジャックソーダを飲みながらTAKA は言ったんだ。
モウリマン に電話してみるって。
iPodと電話を手にトイレに消えたTAKA。
まさか二度と会えなくなるなんて・・・。
少し長めの用を足したTAKAの顔が変わっていた。
そして僕らに向かって言ったんだ・・・
『TAKA・・・だよね!?』(僕)
『タ~カ~だ~っ!?俺様の名前はモウリマンだろうがぁっ!!!!』
『おいそこの独活の大木!!BGMを変えろや!!』
『BGMですか?』)(僕)
『使えねぇヤロウだ!!もういいっ!!』
歌い始めたんだ・・・。
隣の女性は恐怖に顔を覆い、さらに奥の男の人は
見て見ぬふりをしていたっけ。
そして恐ろしいほど優しい笑顔で言ったモウリマンの
言葉は僕の耳にこびりついて離れないんだ。
『ブログ用に写真でも撮ってよ(ニッコリ)』
僕は震える指でシャッターを押したっけ・・・。
そしてモウリマンの歌声以外、凍り付くような静寂の中
誰しもが恐れていた死のフレーズがモウリマンの口から
放たれてしまったんだ・・・。
『カラオケでも逝きますか!?』



