人妻だったさちの誰にも言えない借金地獄と地獄からの復活珍道中(進行中)日記

人妻だったさちの誰にも言えない借金地獄と地獄からの復活珍道中(進行中)日記

私があることをきっかけに有頂天になり、またあることがきっかけで急転直下地獄の底にたたきつけられ打ちのめされた経験とそれでも生きなければいけない現実に、もがき苦しむ毎日を小説風につづっていきたいと思います。

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すると岩井さんは早速色々と資料をくれたのでした。


まずは、このビジネスをするなら登録しなきゃいけないから登録しなさいと登録書というものに書き込んで登録をしました。

すると次の月からその乳液が1本自動的に送られてくることになりその代金を毎月支払うシステムになっていました。

毎月1万5000円です。

その時の私の家計ではとても痛い出費となってしまいます。1万5000円もあれば子供に美味しいご飯やちょっとした洋服も買ってあげられるのにと頭をよぎりました。


しかし一方では、それよりももっとお金が稼げるんだという考えのほうが勝ってしまっていました。


私は乳液を誰かに売るごとに商品を仕入れて売るとばかり思っていたのではじめは戸惑いましたが、岩井さんはそんなことより、


「あなたの知り合いでこの乳液を買ってくれる人いないの?」


と聞いてきました。


いるならその人を紹介していけば毎月の乳液を買う金額なんてすぐ追い抜いてお金が稼げるから大丈夫よといいました。

私の頭の中では子供のママ友の何人かが思い浮かびました。

はじめに彼女たちの数人の気の会う人たちに声をかけてみようと、その中でも、ハキハキとしているリーダー的存在の西野さんに話しをしてみました。


なぜ、彼女に話しをしようと思ったかといいますと、岩井さんからのアドバイスで、


「仲間のリーダーで負けず嫌いのよくしゃべる人がいいわよ」


といわれていたからでした。とりあえず言われるままの人に話しをしてみました。

彼女と電話で会う約束をしてパートの休みの日、子供を託児所に預けてから彼女とファミレスで会いました。


するとそこには彼女だけではなく、その他3人の女性がいました。


(つづく)

「ほんと?、じゃあお願いするよ、まずは事務員として俺をサポートしてよ」

「事務処理だけだから、始めは銀行の口座のお金の出し入れの管理をしてもらうことになると思うけど」

「簡単な仕事だし、今までのネットワークの仕事に比べたら簡単だよ」



緒方は前からこの小川という女は自分に気があるんじゃないかという緒方特有の嗅覚で嗅ぎ取っていたのだ。



「よし一丁あがりだ、すこし頭が弱いけど何もわからないで俺の言うことを聞いてくれるだろう」と内心ほくそ笑むのだった。



緒方は次の日に不動産屋に行き3坪ほどの小さな事務所を借り、電話、ファックス、パソコンと必要最小限のものを用意し、これからの悪行に対する準備をするのであった。




私は、岩井さんからお試しの乳液を家に持ち帰り早速、自分に試してみたのでした。


2、3日使ってみたのですが、私にははっきりとした効果はあらわれませんでした。


しかし、普通の乳液にはかわりありませんでしたし、岩井さんの言うように本当にこれでお金が稼げるようになるならこれを人にいい乳液だよっていうことぐらいはできるだろうし、私もこれを使ってると言えば、自分で言うのはなんですが、肌だけは自慢できたのでそれなりに説得力はあると思いました。


そこで、2、3日後、岩井さんのところへ行き、「私やってみたいです、ネットワークビジネスってやったことがないんで色々と教えてください」とお願いしました。


(続く)





「よう、万里ちゃん久しぶり!元気そうで」



「緒方さん久しぶりです。どうしたんですか久々に連絡してきたかと思うと会おうなんて、何かたくらんでるんですか?」



「そりゃないよ、万里ちゃん。人聞きが悪い、久しぶり会うのにさ」

「ところで万里ちゃん今、何やってるの?」



「私ですか、今は適当にネットワークやってますけど、子供も大きくなって手もかからなくなったし、旦那とはあんまりうまくいってないしでつまんないなーって思ってたところだったんですよ」



「そうなんだ、そのネットワークでいくら儲けてんの?」


「全然~、お小遣いにもならないです、なんだか最近疲れちゃって」

「ところで緒方さんは今何やってるんですか?ネットワーク仲間じゃ何か大変みたいって噂ですよ、大変なんですか?」



「まあ、大変は大変なんだけど、いろいろ事業を興そうと思ってね、その準備でね」



「何の事業やるんですか、おもしろそう」



「じゃあ、手伝ってくれる?」



「えー、私でいいんですか?いいですよ、私、緒方さん好きだし」



後にこの小川万里子という女性はご主人とも離婚し緒方が興した会社の役員として名を連ね、私生活では愛人として振舞うのであった。



「あの時の緒方さんは何か大きなことをやる人だと思ってたし、男性としても魅力ある人でした」とも言っている。


(続く)