第二関門で完全にリタイヤする気持ちであったのが、
その場に来られていたタッキーさんのお言葉で再スタートする気になろうとは・・・
さすが大会主催者、ランナーをその気にさせるのも旨い。
スタートしてススキの生い茂る脇道へ入っていく、路面はフカフカやわらかいのと15分ほど足を休ませていたせいもあってか、親指裏の痛みも少しは解消しなんとか走れる状態に。
少し進むと、前から一人のランナーが逆走して戻ってきた。
戻ってリタイヤするそう。むむむ?
工事中と思われる砂利道を少し走りまた山道に入り少し下ると川に出た。
前日説明で言っていた川渡りの区間とはここか。先ほど戻ってきたランナーの判断はこれなのか?
しかも一本目の川渡りからいきなり難易度が高い。
浅くは無く倒木で変な向きに作られた川渡しを誤って滑って踏み外し転落すると
川に腰くらいまで浸かってしまいそうな深さです~。
う~、フツーの林道でもないアブノーマルな区間に突入してしまった。
おーい!タッキーさん、全然緩い下り基調のコースじゃないやんと思った時は既に遅かった(苦笑)
この連続川渡りの区間は、かなりアドベンチャーなコースで、夏場やったら水に浸かれて嬉しいのにね~。
所々どこを渡れば良いのと?渡る場所探しのクイズのような部分もあったり
極めつけはランナーがたくさん通ったおかげで川の土手は田んぼ、いや、沼状態。シューズがどろどろに。
そんなこんなでまったく写真を撮ってる余裕も無く進むことになってしまったのがあとで悔やまれる。
他の方のブログを検索すると写真が出てたりしてますね
http://tashima-boring.com/blog/article/108
の方のブログとか
川渡りをやってる時、時折ランナーが後ろからやってくるのでまだ気はまぎれたが、
川からの直上りをヒーヒー言いながら上り終えて、山の中の林道に入った途端、
クマがどっから出てきても不思議ではない森の中に進入、もう不気味な雰囲気がムンムン。
思わずリュックに付けていたクマ避けの鈴を、腕に付けなおしてさらによく鳴り響くようにして
とにかく出てこないことを信じて先を進む。おまけに16時も過ぎているのでだんだん、周りが薄暗くなってくる。
なんとか林道を抜けてクマの恐怖から一旦脱出。舗装道路に出て左折。
ここで、コース案内の方にあと3km下ればチェックポイントですよ。と言われた。
確か前日のコース説明ではこの区間は7kmと聞いたと思ったのだが・・・・???
舗装路を下り始めるとやはり両足の親指裏が痛くなって走り続けられない。
またもや舗装路の下りを歩きで進まねばならない無念さを味わう。
日暮れが近づきさらに寒さを感じてきたので今度は大型ビニールを取り出して被って進む。
このあたり道路わきは、崖の上から水が流れて滝の宝庫。
夏場は気持ちええんやろうが今は寒い。
そうこうしているうちに日が暮れて周りが見えにくいくらい暗くなってきた。
ヘッドライトを取り出して装着して進む。
こちらは歩きなのだが、後ろからは誰も追いついては来ずなぜか数人の歩いてるランナーに追いつく。
とうとう周りは真っ暗になり、またもや何かが出そうな気配。
下りきった途中の交差点でスタッフの方が一人立っておられたので
真っ暗になったらもうクマは出ないですよね?と聞いたら
いや!全然出ますよ。
やって!きゃー!怖い
坂を1kmほど上るとようやく肥前畑の関門が現れた。
関門制限時間18時のの15分ほど前に到着。この舗装路の下り体感的には7km以上はあったような。
まだ時間はあったが今度は到着してすぐリタイヤ宣言。
タッキーさんがここにも来られていて、「あれ?ここで止めちゃうの?もったいないなあ」って
「はい、でも全然緩い下り基調のコースじゃなかったですやん」と言ったら
「え!?緩い下り基調のコースやったでしょ」とそのまま返されましたがな(苦笑)。
リュックに半袖と長袖を入れてきておいたので着替えてその上からポンチョを被って待機していたリタイヤバスに
乗り込む。
バスは第二関門をスタートした最後のランナーが来るのを到着するまで出発しない模様。
関門のスタッフはあと何人来るのか把握しているようで真っ暗な中をコースのほうをずーっと見て待っていた。
30分くらい待ったカナ?ようやく最終ランナーと、コースの看板を片付けながら後走して来たスタッフも一緒に到着。タッキーさんに報告がなされたあと、関門も撤収しバスはスタート。
丁度バスは満席であった。
タッキーさんたちは次の関門へ向かうようです。
肥前畑は新温泉町のかなり奥まったところにあるようでバスで湯村温泉のほうをまわってR9号で1時間くらいかかって20時前にスタート・ゴールの兎和野高原に戻ってきた。
ジェイさんからそのこさん共々第二関門で終わって既に宿に戻って温泉に浸かってくつろいでるという連絡があり急いで荷物を受け取って、駐車場まで500mくらい歩いて戻る。
丁度ゴールに戻ってくるランナーが真っ暗な中ヘッドライトの灯りだけで走ってくる。スゴイ。輝いていた。
宿に戻り、お風呂に入って21時頃からようやくお待たせ
みんなで反省?会開始。
シャンパンにビールを呑みながら今日の大会ででの走りや、ハプニングなど、喋り倒すが
まったく話が尽きることはない。
23時頃ようやく部屋に戻って就寝タイム。
翌日は朝から、本降りの雨。これが昨日の大会当日でなくて良かったですわ。
宿の玄関には一匹のサワガニが、マグロさんと戯れてました。
しかし、シューズはえらいこっちゃ泥パック状態ですがな。
2日間お世話になった宿に別れを告げてハチ北を後に。
せっかくなんで村岡ダブルフルのコース上にある蘇武岳の上り口
耀山の喫茶「しゃら」に向かい本日2回目の朝食(笑)
中はなかなか落ち着いておしゃれな喫茶です
ホンマモンの暖炉。暖かい。
本日2回目の朝食、モーニング
窓からはキレイな紅葉が見れました
マスターが先日この近所で捕獲されたクマの写真を見せてくれました
きゃー。
しばらくくつろいだ後、村岡ファームガーデンへ寄って帰宅したのであった
しかし、濃厚な2日間でしたわ。
お・し・ま・い