まだまだ先は長いので走ったり歩いたりしながら無理なく進みます。
ここから砂利道の林道。この林道を走る距離は20km弱もあるそうな。
普段通行止めの道なので、
車が通った轍の上には砂利が乗っていてクリーンな部分はほとんどなく走りにくいです。
夏と違って寒さ対策、補給食を多めに背負って走っているせいか
ほとんどフラットな道なのにイマイチスピードがでないのを感じる。
距離が長いので無理にスピードを出さず、のんびり焦らず走るしかないなあ。
視界が開けたとこから先ほどの第一関門あたりが遠くに見えています。
ようやく途中から時折晴れ間がでてきた。
前後にランナーが少なくなってきたので晴れていると気持ち的にもホッとできる。
途中から轍に水溜りが残った区間が多くなりこの水溜りを避けるためジグザグ走行
ここからも林道であるが先ほどより道路も狭く勾配もきつくなり道も荒れている。
したがって走るのはやめてひたすら歩くことに専念。
途中でオフロードバイクが一台下ってきてすれ違ったが残念ながらスタッフの方ではなかったです。
かなり歩きで上ったところで舗装路に出ました。
大会前に草を刈ってくださって助かります。
ただし、草が寝てるだけで刈り取られてず寝てる状態の草に時折足が引っかかる。
この林道で草に足をとられたり、粘土質のズルズルくだりで何度かこけた。
こけた時腕時計のバンドが外れてしまい治すのに手間取ったがうまくいかないので
あきらめてウエストバックに放り込んで先へ進むことになってしまった。
扇ノ山の頂上に近づくにつれて傾斜がきつくなる、途中で大木の倒木があったり
丸太の階段が出てきたりした、頂上付近ではサポートの方が数人いらしてくれました。
こんな山の奥でのサポートに感謝です。ここからくだりですとのこと。
ブナ林の中を下り始めて、しばらくすると足の親指の裏が痛くなってきた。
だんだん痛みが増してきたので途中から走るのをやめて歩きに切り替える。
ブナ林の中で薄暗く寂しい、しかも周りはクマ笹が群生しておりいかにも出そうな雰囲気です。
早く抜け出したいが走ると痛いし・・・。
何とか無事山道を脱出舗装路に出た。
出たところで誘導のスタッフの方に第二関門まであと10分ほどですよと言われた。
舗装路の下りに入り、走ってみたが舗装路のせいで余計痛くて走れない。
舗装路の下りが走れないのは大会ではタイムロスで致命的ですわ。
次の第二関門でリタイヤしたほうが良いななどと考えながら進む。
途中でひのさんが追いついてきて、歩いてるのをビックリしたのか心配してくれて声を掛けてくれました。
彼女はまだまだ元気そう。軽快な走りで先に行かれました。
ずーっと歩いていると身体が冷えてきたので、持参していたベストを着て丁度よくなった。
しかし歩くと長いなあ。20~30分くらい掛かったかな。
走ってればすぐ到着するのであるが
時計がすぐ見れないので時間がわからない。
第二関門の上山高原に到着。
さっきまでここに着いたらすぐリタイヤしようと考えてたのであるが、
まだ制限時間まで30分少々あるせいか、すぐにはリタイヤ宣言せずに
丁度関門に来られていたタッキーさんとしばらく話をしたりしているうちに
タッキーさんから、「ここでやめるの?もったいない、ここから下り基調になるから、早足で
足が止まらなければ次の予備関門も時間内で行けるから」
というありがたい???お言葉についつい乗ってしまい再スタートしてしまうのであった。