国立市の老人ホームに入居されていた方の遺品整理ご依頼がありました。

お姉様が依頼人で故人の若い頃のお写真を見せてくださいました。スラッとした美しい方でした。入居して1年半ほどで旅立たれてしまったと。

車椅子の生活でしたが、寝込んでいたわけではなく日々自立して生活されていたとのことで、ある日突然だったそうです。

ベッド脇のワゴンには飲みかけの薬やメモ帳の走り書き、保湿クリーム等も今使ったところです…といった感じに置かれていました。

 

ご本人にはお子様は無く、亡くなった後の手続きなどをされていたのは、お姉様の息子さん(甥子さんに当たる)で海外生活をされている方でしたが、このコロナ禍でたまたま日本に戻っていたので、長期滞在となり、その間に叔母さまが亡くなったとのことでした。

 

多少時間がかかっても仕方ないと思いながら、私共にご相談があったのですが、トラックの手配がすぐに出来たために2日後に作業することができました。施設は日割り計算で部屋代がかかるとのことでしたので、短期間で片付けられるに越したことはないでしょう。

 

お部屋は約20㎡で、よくある縦長のお部屋にトイレと洗面台が備わっています。ご自身でもお茶を入れたりして部屋で過ごされていたのでしょう。梅干しやちょっとしたお茶請けになるような食べ物が残っていました。お洋服や身の回りのものも女性ならではの量がありましたが、コート類はなく靴も介護用の靴のみで、外に出かけることはあまりなかったのだなと感じました。

 

今回はお電話の相談のみでだいたいの量が把握できたので、下見なしで作業に伺いました。

午前中に到着してから近所のリサイクルショップに電話をかけて、引き取ってもらえそうなものがあるか下見を依頼。

すぐに見に来てくれました。通常5年以上経過している家電は引き取ってくれるところが少ないのですが、こちらはテレビと冷蔵庫を無料で引き取ってくれたので、リサイクル家電引き取り代が浮いたのでラッキーでした。

ハンガーラックは新しく木製のしっかりした良いものでしたが、大型家具は扱わないとのことだったので断念。籐のラックとスツール、車椅子は引き取ってくれました。

 

大きなスチール製のラックを据え付けていましたが、スチールラックは重量がありますし組み立てが大変なので、リサイクルでは不人気だったりします。小さめの引き出し家具がいくつかありましたが、持ち物を厳選するのは自宅でも施設に移ってからも大切なことですね。

女性に多いのは便箋、封筒、ご祝儀袋などの買い置きが多いのも特徴だと思います。白紙のものを捨てるのは気がひけるのは当たり前ですよね。

 

余談ですが、和紙は人気があります。相方がメルカリでまとめて出したところすぐに売れたということです。その時その時で売れるものに流行がありますが、いずれにせよ買える時に買っておく、不要なものでも新品は捨てないという発想から、活かせるところに繋ぐという考え方に変えていくことが大事だと思います。

 

『サザエさん』が何冊かテーブルに置いてありました。

好きでいつも読まれていたとのこと。

明るくて活発な方だったのではないかなと故人に想いを馳せました。

 

甥子さんに当たる男性が気配りの方で作業もしやすく、初めての施設内の遺品整理でしたが

短時間でスムーズにできました。感謝です。

(施設からの許可を取らなかったので、写真掲載はいたしません。)