名作の語りべ芙美のブログに

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「万葉集」その二を

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スタンドエフエムにも朗読をアップしております

そちらものぞいていただけると嬉しく思います

 

スタンドエフエム

 
画像はネットよりお借りしました
 
 飛鳥時代に活躍した女流歌人額田王が詠んだ歌は「万葉集」に12首残されています
額田王は皇太子となって「大化の改新」とよばれる政治の大改革を行った中大兄皇子の妃の一人
以前は弟の大海人皇子の妻で二人の間には十市皇女(とおちのひめみこ)がいる

秋の野の
み草刈りふき宿れりし
宇治の都の仮ほし思ほゆ               
(巻一、七)
 
 
秋の野のすすきを刈り取って
屋根にふいて泊まったあの宇治の都での
仮の宿りが思われます
 
 
君待つと
わが恋をれば
我が屋戸のすだれ動かし
秋の風吹く
(巻四、四八八)
 
   
恋人を待つすだれが秋風に揺れるという
優雅さを示す一首です
 
 
熱田津に
船乗りせむと月待てば
潮もかなひぬ
今は槽ぎいでな
(巻八)
 
 
熱田津で(筑紫に向けて)船出しようと
月の出を待っていると潮も満潮となった
さあ、今こそ漕ぎ出しましょう
 
 
参考文献  学芸みらい社「万葉集を楽しむ」
 
 
 
 
在りし日のピカソ
 
 
赤いお鼻が可愛いこと❗