名作の語りべ芙美のブログに

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源氏物語(抄)「若紫の巻」その三を

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下のサムネイル画像をタップしてお聞きくださいませ

今後ともどうぞよろしくお願いいたします

 

 

スタンドエフエムにも朗読をアップしております

そちらものぞいていただけると嬉しく思います

 

スタンドエフエム

 

 
【若紫色】
 
サイデンステッカー氏の英語訳の
若紫のタイトルは
【ラベンダー】です
 
 
やや色に違いがありますね
 
覗き見をしている源氏と
これみつ朝臣
 
 
因みに【夕顔】は
【evenIng  face】
 
あら!これもイメージが違う
 
 





若紫
 
源氏は「わらわ病み」にかかり
色々


手を施したけれども
回復しない 
 
その加持のために
桜咲く晩春の北山を訪ねた
 
この山のとある僧坊に源氏は
恋しい藤壺に似た少女を見いだす
 
少女は藤壺の兄(兵部郷の宮)の
姫君だった
 
よく似ているのも道理
藤壺のめいにあたる姫君
実母に死別した後この少女は
祖母の尼君と暮らしていた 
 
源氏の君はこの少女の後見人にと
申し出るが
あまりにまだ幼いと断られる
 
源氏は尼君に文を差し上げる
「山桜の花のように
美しい少女の面影は
私の身にまでも離れない、
心の全部をそちらに
置いてきたというのに
(心を山にとどめて自分の身は
抜け殻であるはずなのに
面影が去らないの意味)
 
ご筆跡はもちろんのこと
その包みまでも
年輩の尼君には
とても好ましく思われる
「あら決まり悪いこと!
どうお返事しよう」と
困っておられる
 
「ゆきがけのお言葉は
本意でないと思いましたが
わざわざこうしてお手紙をいただき
お返事のしようもございません
いまだに「難波津」の手習歌さえ
満足に続け書きせぬようでございますから」
 
【嵐が吹く峰の上の桜が散らぬ間ばかり
お心をとめてこられた程度の
ほんのつかのまのことだと
思います】
 


在りし日のピカソ
 

 

針ネズミと遊んでいたら

がとれちゃった

(左手でしっかり押さえています)