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本日はミセスグリーンアップルさんの『灯火』の歌詞の意味を掘り下げてみたいなと思います。
あくまで私の考察・解釈になりますこと、ご了承くださいね。
Mrs. GREEN APPLE 『灯火』
バンドを組んで割とすぐに作られた、2014年の楽曲だと、ラジオ ミセスロックス(ミセロ)でお話しされていました。
2014年7月に、ミセスグリーンアップル公式さんから案内が出てたんですね!
#大拡散希望
— Mrs. GREEN APPLE (@AORINGOHUZIN) July 20, 2014
新曲「灯火」https://t.co/BIJed1tT6f
『灯火』は、2019年1月にリリースされたシングル『僕のこと』のカップリング。
イラストは、レコーディングの合間に元貴君が書かれたものだそうですね!
愛着が更に湧きます。
因みに、『灯火』と一緒に収録されている『Folktale』は私の一番好きな曲でもありますので、また改めてブログを書かせて頂きたいなと思います。
そして、灯火は『ともしび』と読みますが、タイトルの漢字に『燈』じゃなく『灯火』を選ばれたのは何でだろう?と意味を考えてみたのですが。
『灯す(ともす)』という漢字は光を発するもの、というような意味があり。
『燈(ともしび)』は、伝統的なものに使われることが多いそうで、どこか懐かしさも感じされるようなイメージなのかなぁと思いますと。
この歌詞は『灯火』の方がしっくり来るからなんだなと思いました。
前段が長くなりましたが、『灯火』を聴くと、同級生のご両親が思い浮かびます。
おじさんは数年前、急に亡くなりました。
実家と同じ学区内に住んでいる私は、大人になってからも、自転車に乗るおじさんを何度か見かけたこともありました。
定年後は地域ボランティアに参加されていたおじさんは、その日の朝も、いつも通りボランティアに出掛けられたそうです。
ただ、いつも通り、おばさんの待つ家には帰りませんでした。
私の父が病気になった時も、当時まだ現役だったおじさんは、医療関係者としての視点で色々調べてくださったり。
母とおばさんは同じ職場で働いていたりと、子供達同士は高校も違い交流がなくなっても、親交がありました。
おじさんが亡くなった後、心配した娘さんたちがお孫さんを連れ、毎日のようにおばさんの顔を見に来てくれていたそうで。
息子や娘、孫のいる間はおばさんも笑顔で振る舞っていたそうなのですが。
夜、静かな家に一人でいると涙が溢れてしまう、と。
うちも父が亡くなっていて同じ立場だからか、おばさんは素直に母には、漏らしていたそうですが…。
ある日ね、温かい光を感じて、おじさんは姿は見えなくなってしまったけど、確実に『いる』と思ったんだそうです。
その時にね、『灯火』とおじさんが重なりました。
おじさんが『灯火』になって、泣いているおばさんのところに、おばさんを笑顔にするために来ていたのかなぁ、と。
『「初めまして僕は「貴方」をお守りする様 雇われた精です
怖がらないで「貴方」が最近
笑えなくなってきたっていうから来たよ」』
キミは僕がこの世を去ってから、ずっと泣いているようだ。
僕は心配でたまらない。
キミが心配で戻ってきたよ。
そばで何とか励ますけど。
見守ってるからって、一生懸命キミに届くように伝えても。
キミはなかなか笑顔にならない。
悲しまないで。
僕はキミの笑顔が一番好きだよ。
最愛の人。悲しまないで。
どうか僕の大好きなキミの笑顔を見せてほしい。
もう一度笑ってほしい。
神さまに頼んで、泣いているキミの側に戻ってきたけど。
もうそろそろ僕も、天国に還らないといけないようだ。
ずっと側にはいられないようだ。
僕はまだ、キミに笑顔を戻すことができていないのに。
『灯りは弱まる一方で別れも近づく存在です
この光が亡くなってしまう時 それらキミとのバイバイだ
「云える事は言っておこう キミの耳に届くうちに」
何故か俯いた様に見えたよ アレが光った様だった
何かが動いた様だったんだ 嗚呼 もうバイバイだ』
最愛の人。
どうか気付いて。届いて。
ずっと側で見守っているよ。
例え肉体という器はなくなっても、キミの心に僕はずっと生きてる。
僕のことをたまに思い出して、微笑んでくれれば僕は幸せだよ。
だからどうかもう、泣かないで。
キミは、僕と過ごした日々の想い出を胸に、前に向かって歩いてほしい。
愛しているよ。
『灯りが消えるその時に 「貴方」が泣いたんだ
僕が笑った様に 「貴方」は泣いて笑った様だった
嗚呼良かったこれで安らかに消えれる
火の灯りが僕の命なんだ さよなら 元気でねバイバイ
灯火は静かに息を絶えたが キミに灯った様だった
キミが笑った様だった』
愛する貴方を失ったことに、気持ちがついて行けてなかったけれど。
泣くことすらできていなかったけど。
貴方の優しい声が聴こえた気がしたの。
ずっと見守ってる。
支えてる。
僕が全て受け止めるから、「キミは泣いても良いんだよ」。
ありがとう。
貴方の前なら、弱い自分も見せることができる。
素直になれる。
ずっと抑えていた感情が、悲しみが、涙と共に溢れ出す。
貴方がずっと、私の中で生きていてくれると分かったから。
私は貴方と一緒にまた、歩き出せる。
ありがとう。
ずっと貴方を愛してるよ。
…と、『灯火』を聴いて思ったんです。
元貴君がどのような想いで作られたかは分かりませんが、『灯火』には、愛する人への深い愛があると思いました。
こちら、あくまで私の考察・解釈になりますこと、ご了承くださいね。
おじさんが亡くなって、もう何度目の春でしょうか。
今はすっかり笑顔の戻ったおばさんが、心の中のおじさんと一緒にずっと、美しいものを見つけていけますように。
この歌が貴方に、優しく寄り添ってくれますように。
気持ちをね、抑えなくて良いんだよ。
涙を無理に抑えなくて良いし。
無理して笑わなくても良い。
どうか貴方が、心から笑えますように。
お読みくださいましてありがとうございました。