ジャッキー・チェンの初期のカンフー映画
今月より、BS松竹東急にて毎週月曜日の夜に
ジャッキー・チェンの初期のカンフー映画が放送されている。
さてさて、
ジャッキー・チェン主演のメジャー映画第一弾は?
と訊かれれば、
“ドランクモンキー酔拳”
と誰もが答えるだろう。
・・・しかし、実際は
かの香港映画の名監督、ロー・ウェイの作品
“レッド・ドラゴン/新・怒りの鉄拳”だ。
この映画は、ブルース・リー主演の
『ドラゴン怒りの鉄拳』 の続編として製作された作品。
しかし、内容が反日映画なので
ジャッキー・チェンを日本に売り込む戦略として
まずは、ドランクモンキー酔拳が配給された。
しかも、ドランクモンキー酔拳の日本版では
我が国のミュージシャンらによる
カッコ良い、オリジナル主題歌やBGMも作られるという
力の入れよう・・・
実際、レッド・ドラゴンは香港でも当初は売れず、
直後に製作された“少林寺木人拳”では
ロー・ウェイは監督を降板・・・
そのことを根に持ってか、ジャッキー・チェンは
良くインタビューで、
「自分が出演したロー・ウェイ作品はあまり好きではない」
と口にしている・・・
しかし、個人的にはジャッキー主演のロー・ウェイ作品で
酔拳と同じくらい好きな作品がある。
・・・それは、
“拳精”だ。
ロー・ウェイ作品には珍しく
酔拳同様、コミカルな要素が多分に取り入れられている。
また、敵とのカンフーの闘いのシーンでは
非常に速い、キレッキレの立ち回りを観ることが出来る。