Mr.スコップが選ぶ北欧メタル名盤ベスト5…第2位シルヴァー・マウンテン/シェイキン・ブレインズ
新年早々、ますますマニアックな話題をお届けする次第である…
自分は学生時代からハードロック・ヘヴィメタルミュージックが
好きで、昨年からまた積極的に聴くようになったのだが、特にリ
ッチー・ブラックモアのレインボーの流れを汲むクラシカルな様
式美サウンドを持つ、ハードロック・ヘヴィメタルミュージックが
好きである。中でも歌メロの良さと楽曲のアレンジのドラマチッ
クさを備えたバンドが多く存在する、北欧のハードロック・ヘヴ
ィメタルグループが大好き。それらは、我が国では昔からハード
ロック・ヘヴィメタルマニアから北欧メタルと呼ばれて来た。
そこで、これまでに聴いてきた北欧メタルたちに敬意を表し、独
断と偏見により、北欧メタル名盤ベスト5を紹介していこうと思う。
第2位。1983年発表のスウェーデンのグループ、シルヴァー・マウ
ンテンの1st『Shakin'Brains』。18歳のとき、当時通っていたレコード
店に彼らの『日比谷~ライヴ・イン・ジャパン'85~』のLPレコードが
あったので購入したところ、まるでインギーのようなサウンドに驚いた!
それもそのはず。前々回紹介したイングヴェイ・マルムスティーンズ・
ライジング・フォースのアルバム『Marching Out』に参加している、
キーボードのイェンス・ヨハンソンとドラムのアンダース・ヨハンソン兄
弟は元々このシルヴァー・マウンテンのメンバーでインギーに引き抜
かれたのだった!?インギーに引き抜かれる前に2人がシルヴァー・マ
ウンテンに在籍していた当時の唯一のアルバムがこの『Shakin'Brains』・・・
そのサウンドは、やはりインギーに似ており、ディープ・パープルやレ
インボーをよりテクニカルにしたような感じで、荒削りだがよりドラマチ
ックな展開の曲たちで占められている。 リーダーでギター&ヴォーカ
ルのヨナス・ハンソンはギターはなかなかの腕前だが歌は微妙で何と
なくオジー・オズボーンを彷彿とさせる声質だ。
2ndからメンバーチェンジを繰り返し、1989年に3rdアルバムを出してか
らしばらくは解散状態が続いていたが、2001年に突如1st発表時と同じ
メンバーで復活し、4thアルバムを発表した。