プログレ回帰Part14~アラン・ホールズワース
ヴァン・ヘイレンのギタリスト、エディ・ヴァン・ヘイレンを始め
数多くのハードロック系のギタリストがその影響を受けたと口々に
語る存在、それがアラン・ホールズワース。エディ・ヴァン・ヘイ
レンは、彼の演奏からヒントを得てライトハンド奏法(タッピング)
というギタープレーを生み出したそうだ。
自分は、高校時代にヴァン・ヘイレンが好きになり、その影響で19
歳のときにアランのソロアルバム『Metal Fatigue』を聴いてみた。
1曲目のイントロからして、これまで聴いたことのないコードが登場!?
そのジャズとロックの融合したギタープレー、そして何よりも彼独
特のレガートなギターの音色に耳を奪われた。
彼は身長が190cmで手も大きく、他人が押さえることが出来ないような
コードや独特のギター奏法を幾つも編み出していたそうで
まさに、ギタリストとしてもプログレッシヴな存在!!
彼は、バンドにおいては渡り鳥的なギタリストとしても有名。
前回紹介したU.K.など、かつて様々なバンドで活躍してきたが、
https://ameblo.jp/mrschop-go-go-1247/entry-12328862610.html
いずれもアルバム一枚をレコーディングした後に脱退するなど非常に
在籍期間が短い。
それは、どうやら彼の他人から拘束されることを酷く嫌う性分が原因
らしい。また、彼はサウンドにおいて完璧主義で、スタジオやライヴ
で一度決めたセッティングを他人に替えられることをとてつもなく嫌
ったそうだ。
そんな彼だが、今年の4月に70歳で逝ってしまった・・・
アルバムをレコーディングしていたということで、
出来れば、あの美しいレガートな響きをもう一度聴きたかった。