決して自ら語らない 

88年の重い人生


追いつくことはできない母の人生に

自分の人生を重ね

何時まで経っても まだまだと思うばかり...

 

3年前 母は私の教室の生徒になった

毛糸の靴下ばかり編んでいた母が 自分のために 編んだ服を完成させた             

 

 












掌にのった ほんの少しの残り糸を見つめ 無駄のない仕事に とても満足気の母

その笑顔をみて 私は 

「編物をやっていてよかった...」としみじみ思う .


 私はこの母から教えられた 「毛糸の靴下」を伝承すること... 

それが自分にできる恩返しと思い

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