福智縦走が・・・ | アウトドア親父の山並みを越えて

アウトドア親父の山並みを越えて

九州の山を中心にした山行記録です
時々俳句

小伊藤山公園のモニュメント

 

 

 

 

 

皿倉ケーブル麓駅の桜とモクレン

 

 

 

キブシ

 

 

 

馬酔木

 

 

 

 

モクレン

 

 

 

モクレン

 

 

 

国見岩は濃霧の中

 

 

 

皿倉山頂

 

 

 

皿倉平の桜

 

 

 

 

権現山頂

 

 

 

福智山まで15.4km

 

 

一ノ瀬峠付近の桜

 

 

 

グローブ岩と称する地点を通過

 

 

 

 

 

 

 

双伍山は福智山の展望所

 

 

 

山並みの奥に福智山

 

 

 

双伍山東峰の三角点と龍の杖

 

 

 

 

 

 

 

双伍山西峰のネットには雄の若鹿の頭蓋骨が

 

 

 


尺岳山頂の奥に皿倉山と権現山

 

 

 

すぐ前には金剛山

 

 

 

尺岳平の休憩舎と桜

 

 

 

烏落しの広場は十字路

 

 

 

タヌキ水

 

 

 

福智山頂

 

 

 

眼下に鱒渕ダム

 

 

 

ピンクのショウジョウバカマが愛らしい

 

 

 

サツマイナモリ

 

 

 

ダム湖の水鏡に映りこむ桜が風情を

 

 

 

陽射しが夕時の近さを

 

 

 

静寂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鱒渕ダム桜公園

 

 

 

2024/4/2

6時17分相棒のまっさんと八幡駅を出発した。

正面に見えるはずの皿倉山は濃霧に包まれていた。

煌彩の森コースから入山し直登コースへ合流すると、馬酔木や木蓮が現れ始めた。

縦走の時は山頂から遥か彼方に浮かぶ福智山を眺めて何時も気合を入れるのだが、今日は何も見えなかった。

権現山から一ノ瀬峠への下りで古傷の左ひざが早くも痛み始め、まっさんの勧めでサポーターを着けた。

八又の桜は早くも散り終わっていたが、周辺の桜はまだ満開で目を楽しませてくれた。

建郷山を過ぎると田床峠まで長い階段の下りが続く。

前夜の雨で登山道は滑り易く思いのほか時間が掛かった。

双伍山東峰は福智山方面が大きく開けた場所で、縦走路から10分ほどかかるが立ち寄りたい展望地点だ。

霧も取れ、きれいに晴れわたっていた。

高圧線鉄塔の立つ山頂の三角点には私が龍の杖と呼ぶ木片が括り付けられている。

私が初めて龍の杖を見てから既に15年は経過している。

往路の鞍部から縦走路へ戻らず、西方を通過して尾根を下って行き縦走路に合流した。

途中鹿避けネットに白骨化した鹿の頭蓋骨がぶら下がっていた。

時々見かけるシーンだが哀れな姿に心が痛む。

観音越で初めて腰を下ろして休憩した。

田代分れから楓峠までは前半の鬼門である。

足場の悪い長い急登が続く薄暗い所で、体力を奪われる。

明るい広場へ飛び出した所が楓峠で木製のテーブルベンチが設置されている。

ここで昼食にした。

ここまで何時もよりも一時間ほど遅れている。

パンツの裾が泥で汚れているところを見ると、やはり登山道のコンディションの悪さが影響している様だ。

まっさんも私も途中で何度も転びそうになっている。

尺岳で初めて皿倉山の姿を振り返り見る。

随分来たと思うか、まだこれだけしか来ていないと思うのかはその日の体調だろうか。

今日の私は後者の方だった。

尺岳~福智山間約5.3kはフラットな道が続くので、ここはピッチを上げて時間を取り戻したい。

しかし烏落しで小休止し、タヌキ水で水を補給して福智山山頂に立ったのは既に16時だった。

このペースで進めば採銅所駅に到着するのは19時になってしまう。

まっさんには悪いが福智山を最終ピークにして鱒淵ダムへ下ることにした。

サツマイナモリと三椏が咲き乱れる登山道をダムへ下ると、水量を取り戻した穏やかな湖面に映る桜が静寂を深めていた。