こんにちは、まいたけです
ムスメがお友達の演劇の公演を見に行く
というので、夜7時半に公演先に送り届け
一度、自宅に戻りました。
ムスメは、8時半に迎えにきて
と言っていたので、時間通りに到着し
大通りに縦列駐車をして
車のエンジンを切ろうとしたところ
ごめん、終わるの9時半だった!
わーぁぉ、1時間も待たねばならぬのか
焦らされるのは苦手だけど
待つ分には全然構わないので
公演会場の近くのパブで
コーヒーでも飲みながら待つかな〜
と思っていたのですが
私、1人でパブに入りなれておらず
(カフェとなんら変わらないのにね)
車の中で待てるだけ待ってみることに。
車のエンジンを切ったので
車内が徐々に冷えてきたのですが
携帯で時間潰しはいくらでもできるので
待つことにしました。
すると、通りの反対側から
男性の怒鳴り声が聞こえてきました。
土曜の夜だし、酔っ払いかなぁと思い
怖いので、そっちの方向はみないで
様子を伺っていましたが
怒鳴り声が止まなかったので
車をおりて移動することに。
メインストリートで車や人の通りは多いけど
時間が時間なので、ひとまず
公演先の劇場に行くことにしました。
ここのロビーで待たせてもらえないか
聞いてみたところ
全然問題ないですよ〜!
この公演、9時半過ぎまでありますから
と若いイギリス人女性のスタッフが
席を案内してくれました。
椅子に腰をかけて
10分も経たないうちに
ガラス越しに、パトカーがうつりました。
通り過ぎるかと思ったら
劇場の目の前で止まったー!
さらに救急車も2台やってきました。
若いイギリス人女性のスタッフが
わっ、血が出てるよー!
男性が刺されてるわ。
命に別状はなさそうだけど…
ケンカっぽいわね!
とガラス窓に近づいて見物しはじめたー
私は遠目にしか見なかったけど
警察官2人が、刺した犯人であろう男性を
床に押し付けるのが見えました。
こんなのテレビでしか見たことないよ!
そして次の瞬間、劇場に警察官が入ってきて
支配人、現在時刻を教えてください!
はい、21時06分ですね。
と時間を確認に来たり
そのほかにも数人の警察官のかたが
腕に付着したであろう血液を流すために
劇場のお手洗いを借りにこられました。
腕時計もってないのかな
21:06 Mental act!って
警察官が言ってたわよ!
と若い女性スタッフさん。
そのあと、背中の後ろ側で
手錠をかけられた男性が
連行されていきました。
劇場があるこのエリアは
非常に安全なエリアとされています。
だから、目の前で事件が起こるだなんて
想像もつかなかった!
もし、あのまま車に残っていたら
私は、一連の流れを
目の当たりにしていたかもしれない。
もし、私が車を出て劇場に向かうのが
5分遅れていたら
その犯行現場を目撃していたかもしれない。
ファーストエイドの講習を受けたとはいえ
刺された人をサポートしたりなんて
とてもじゃないけどできない!
そして、この男性が
無差別に人を傷つけていたわけではないけど
巻き込まれていた可能性が
ゼロではなかったことを考えると
本当に怖かったです。
劇場に子どもを迎えにきた保護者たちが
劇場の外にとまる救急車とパトカーをみて
みんな、パニックになってました。
支配人が、劇場は大丈夫ですよ。
外で起こったことですから…
どうぞ椅子にかけてお待ちください。
と、冷静に対処しておられました。
幸い、公演終了5分前に
パトカーも救急車もいなくなり
まるで何もなかったかように
静けさが戻りました。
ただ、血液が路上に残っていたらしく
支配人がバケツに水を汲んで
跡を残さないようにしていましたけどね。
若者のナイフ犯罪が急増しているロンドン。
まさか、安全とされる地域で
しかと目の前で事件が起きるなんて
本当にショックでした。
今週は、ただでさえ心に余裕がなくて
こんなこともあったし↓
週末こそはゆっくりしようと思ったのに
アドレナリンが出過ぎて
今夜は何だか寝るのに時間がかかりそう。
明日は何もしないぞ〜。