気が付けば、日本はゴールデンウィーク、ニューオリンズではジャズフェス、のシーズン。

SNSにジャズフェスの広告が上がって来たのだけれど、なんか、どんどんニューオリンズジャズ感が薄まっていってるような、、まぁ、仕方がないよな、世の中だってどんどん変化してるのだから。


私の知っているニューオリンズのジャズフェスはAllen ToussaintもDr JohnもSnooks EaglinもWalter Wolfman Washingtonも、、、みーんないて、Neville BrothersだってMetersだって全員揃ってたジャズフェス。逆に考えたら、みーんないる頃に同じ場所にいられた私はなんてラッキーだったんだろうと思う。
現在は、その子供達や孫達が引き継いではいるし、その中にはあのグラミーで5つも受賞したJon Batisteだって故郷を盛り上げて頼もしくはあるけど、私にとっては主人のいないお家みたいだ。こうやって世代の移り変わりをはっきりと目にするというのは何とも不思議な気分だ。こんな私でさえそう感じるのだから、Professor LonghairやMahalia Jackson を失った時の人々の喪失感はこれどころじゃなかったのだろうと想像する。


今年のスケジュールにはEd Sheeranなどもいて、ニューオリンズのジャズフェスってよりは普通のミュージックフェスティバルみたい。
夫に言うと「客引きもあるからただのJazz Fesってよりも、だからその間に”Heritage”と付け足してジャンルを緩める事で客層を広げてるんじゃない?」との意見。


昔、あの地でジャズフェスの魅力を体験して以来その時期がやってくるたびに前だったら毎年「いいなぁ、行きたいなぁ」と思っていた気持ちだったが、ここ数年は「あーそういえばもう時期かぁ」ぐらいになってる自分に気がつく。