世間はバレンタインデーでワーワー騒いどる。
日本でもアメリカでも騒いどる。


私も夫もそーいうのにはさらさら興味ない人達。
なのに、我等の結婚記念日はバレンタインデー。


前にも書いたが、私は夫と結婚せずに夫との間に出来た娘を日本で産み11年間母子家庭をやってから米移住したので、初めはフィアンセビザで米入りした。なんせ子連れで移住したんだから、フィアンセったって入国してからはもうすったもんだ。

11月19日に入国、娘に関わる色々な事に追われてるうちにフィアンセビザの3ヶ月なんていう短い期間はあっという間に過ぎ、気付けば期限切れが目前に迫っていた。
2人で「やばい😰」となったのは2月の頭。
入籍手続きは郡のオフィスでするのだが、アメリカは手続き時に簡単でも儀式は必ずしなくてはいけない。そして儀式はオフィスの横にある簡易教会みたいな小さなスポットで出来るって事で、予約の電話をかけた。んが、こっちの都合の良い日がかなり埋まっていて、やばいやばい、、
「どこか割り込むとこないですか〜」と焦って言うと、「あら?14日の朝一番なら空いてる」「それっ!それでお願いします!」
は〜良かった〜こんな感じで強制送還は免れた。


結婚式当日、眠い目をこすりながら、娘に学校に行く支度をさせ、朝食を食べさせ、車に乗せ、学校でおろし、その足で郡オフィスへ。儀式には形だけでも証人が必要って事をその場で知らされ、私達の後に順番を待っていたアカの他人に「証人になってくれる?」って頼んで立ち会ってもらい、手続きが始まってしまえば儀式終了までほんの20分程度。
バタバタバタバタバタバタバタバタ、、、
そして、帰り道はコストコで食料品の買い物、帰宅したら買ってきた肉と魚の塊切り分けて冷凍庫にぶち込んで、、、
日常とさして変わりなく。


こうしてバレンタインデーが、そんな柄でもない私達の結婚記念日となり、毎年「まぁ、結婚記念日がバレンタインデーだなんて、ロマンティック💕」と人に言われるたびに「違うんだ、そんなつもりじゃなかったんだ!」と弁解のようにこのエピソードを話すのがルーティンとなっている。