■ 予定変更の連続~石手寺へ戻る朝

翌朝。
宿泊していたオーベルジュ道後のラウンジでティータイムを楽しみながら、

昨日の石手寺を振り返っていた私たち。

「この瓦奉納の話、韓国の友達にもシェアしたいよね」

そんな一言で、友達がひらめきました。
すぐに韓国にいる仲間に連絡。
すると、たった数分で2人の希望者が見つかり――

「今日、もう一度石手寺に行こう!」

急遽予定を変更ニコニコ
今度は体験ではなく、白衣・輪袈裟・納経帳を揃えて、

本格的なお遍路のスタートを切ることになりました。

クラウドファンディング担当の方もとても喜んでくださり、
今後の国際交流型お遍路ツアーの相談もできるように。
予定変更の朝は、新しいご縁を運んできてくれたのです。


■ ゆっくり巡る。焦らないお遍路

その後、1時間遅れて香川県へ移動。

本来の予定は“2日で7か所巡るハードスケジュール”でしたが、
あいにくの雨。

私たちは「今日は無理せずゆっくり巡ろう」と予定を手放すことにしました。

2日目の宿は**「風のくぐる」という素朴なゲストハウス。
この日はラッキーなことにまさかの貸し切り**。

宿に荷物を預け、小雨の中を善通寺へ歩いて向かいました。

道中、野の花に癒され、大きな木に見とれながら、
「急がない巡礼」が私たちのスタイルになっていきました。

そのおかげで善通寺では「戒壇めぐり」も体験。
静寂の中で自分自身と向き合う貴重な時間を持つことができました。

 

 

 


3日目は金倉寺を目指すものの、
無人駅に降り立ち荷物を預けられないハプニング。
いったん大きな駅に戻ってキャリーと荷物を預け、

再び身軽になってからお参りに向かいました。

「荷物を手放して、心も軽くなる」
そんな象徴的な出来事だった気がします。

 


■ 手放したから出会えた“金毘羅さん”

本来は、3日目は自転車で4か所巡る予定でした。
でも、それも全て手放した私たち。

時間に余裕ができ、
空港バスに乗るまでの時間で立ち寄ったのが、
あの有名な金毘羅山でした。

子供の頃から名前だけは親しんでいたけれど、
実際にお参りするのは初めて。

その道中、川沿いで出会ったのは
驚くほどたくさんのカメたち。🐢🐢🐢

後に、このカメたちとの出会いも、

私たちの旅に意味を持って繋がっていくことになるのです。





 


■ これが、私たちのお遍路の“はじまり”

こうして、
石手寺 → 善通寺 → 金倉寺 → 金毘羅山

7か所巡りの予定は達成できなかったけれど、
私たちの心はとても満たされていました。

「こなす」のではなく、
「味わう」お遍路。

1日1か所でも、2か所でもいい。
それが私たちらしいペースなんだと、心から思えた旅。

こうして私たちの**“はじめてのお遍路旅”**は終わりました。