私の高校時代の同級生で、4日の新年会で会った仲良しグループの1人が昨年新しい仕事を始めたそうです。

 

 

長くドイツ系の会社に務めドイツ語ができる人なので、退職後はドイツ語の通訳か翻訳でもして、ひょっとしたらお仲間に?と思っていたのですが・・・。

 

 

何と、ツアーコンダクターになっていました! しかも元日から仕事だったとかびっくり

 

 

この方は、昔から剣道をやっていて今まだ現役で続けてるのですが、仕事がない時はしょっちゅう稽古。すごい元気です! 当然、有段者。警官でもよかったかも?パトカー

 

 

もうさー、寒いし歳だし、家の中でできる仕事やればいいのに・・・とぐうたらインドア派の私は思うのですが、いくつになってもフットワークが軽い人は軽い!

 

 

私も若い頃は、海外添乗にあこがれました。英語もできるし、旅が好きで世話好きだからできるのではないかと、実際ツアコンの会社で1泊研修に参加したことがあります。

 

 

バスの中では立ったまましゃべりーの、お客さんが退屈しないように盛り上げなきゃいけないし、バスが停車したら次に行くところに連絡入れなきゃいけないしと、とにかく大変。

 

 

また、最初にやらされる国内ツアーはお年寄りが多いから、バス内や宿泊先で具合が悪くなったり、思わぬ事故に遭ったり、と予期せぬできごとが起こりかねません。

 

 

 

 

 

 

当時は娯楽が少ない昭和の時代だったから、宿泊先での宴会の手配もあったりして、それはもうムリゲーでした。ただでさえ宴会、飲み会、うるさい場所が嫌いなので、それで一気にやる気が失せました。

 

 

海外添乗をやる前に国内ツアーでそんなことまでやらされるとは知らず、あえなく挫折・・・泣くうさぎ

 

 

研修でお世話になったベテランのツアコンさんも「旅行が好きでやり始める人が多いけど、添乗員は旅行は楽しめません」とおっしゃってました。ですよねーショック

 

 

私は普段、海外は一人で自由に回りたいのでツアーでは行きませんが、娘と行ったイタリア旅行では娘を連れて迷子になるわけにはいかないのと、北から南まで主な都市をくまなく回りたかったので、添乗員付きのツアーで行きました。

 

 

その時の添乗員さんは明るく優しく気配りのできる方で、1週間一緒にいてもずっと嫌な顔や態度一つせず、すごいなーと思いました。

 

 

私たちが食事中でも、いつも行く先に連絡したり仕事をしていて、食べてるところを見たことがないので心配になりましたが、「大丈夫です。ちゃんと食べられる時にしっかり食べてます」とにっこり。

 

 

また、わたくし、乗り換えたアリタリア航空の狭い機内でうっかり携帯電話を落としてしまったようで。降りてから気づき、すぐに空港のカウンターで言ったのですが、機内を調べて出てくればお知らせしますとのこと。

 

 

その後、添乗員さんは毎日航空会社や空港に電話で問い合わせて下さっていました。迷惑な客だわー。しかも、最後まで出てこなかったという・・・(日本の航空会社なら絶対出てくると思うが)

 

 

でも、とにかくいつも文句を言わず、にこやかに接してくださって気持ちよく旅を終えることができました。いやー、激務に感謝でした!愛

 

 

今なんか、何かやらかしたらSNSで書かれちゃうだろうから、そういうのも余計に気を遣って疲れそうです・・・えー?

 

 

友人に「なぜ63歳になって急にツアコンを?」と聞いたら「何だか急にやりたくなった」と。→ まあ、彼女なら酒豪だし宴会があっても盛り上げられるでしょう(いや、飲んじゃいかんだろ)ニコニコ

 

 

私もアラカンで翻訳家になりましたが、添乗員のように体力的・精神的にキツそうな仕事でも、いくつになっても目指そうと思ったらなれるんだなあと感心しました。


頑張れー!と心からエールを送りたいと思いますニコニコ(そして、どうか健康に気をつけて、くれぐれも旅先で倒れませんように・・・あせる