この夏は、家族と山中湖や熱海など県外で楽しく過ごしましたが、何かを調べていた拍子に、埼玉県民割、題して「旅して!埼玉割」というキャンペーンが今月末までと知りました
子供たちが大きくなってしまってから、県内で遊ぶということがなくなり、この手の情報を調べていなかったのですが、秩父出身の教員仲間がいて、友人と「そのうち秩父に行こう」と言っていたことを思い出しました。
これはいいチャンス!と思い、ちょうど腱鞘炎でお休みを取ろうと思っていたところだったので、即、友人たちに連絡を取りました。秩父の友人Kさんは、まだ都内で現役の教員をしていて、2学期が始まったばかりなので帰ってこられないとのことでしたが、知り合いの宿を教えてくれました。
そこは「長生館」という長瀞の駅から徒歩3分、長瀞名物「岩畳」すぐそばの好立地 洋室が1室しかないので、即!予約を取りました。1泊2食20,000円のところ、県民割で5,000円引きになりました
当日は、もう1人の友人と高崎線のボックス席に乗り込んで、熊谷からは秩父鉄道でのんびり列車の旅。講師の仕事を辞めてから電車に乗るのも久しぶり。いつも車なので、列車の旅、ワクワクしました
長瀞駅につくと駅前に川下りのチケット売り場がありますが、ここは臨時の売り場。詳しいことが分からないので、反対側(川に近い方)の店舗へ申し込みに。すると「人数が集まったら出ます」とのこと。時刻表はないみたいです。
でも「日曜日で人が多いので、割と頻繁に出ます」と言われたので、いったん旅館に荷物を預けてお昼を食べてから後で行くことに。お昼はこれも川と岩場を見下ろせる「見晴」というお店でおそばを頂き、旅館で頂いた県民割のクーポン2,000分のうち1枚をさっそく使いました♪(おつりは出ません)
「三味そば」1,100円のところ、100円で食べられた♪
食後に戻ってみると、ちょうどバスが出発するところ。その日は岩畳から下るのではなく、上流の親鼻橋までバスで行きそこから岩畳まで下るAコースだけなのだとか。料金は1,800円ですが、クーポンの残りを使って1,000円引き!おトク感があります
友人とバスの最後尾に座り(満席!)最後に降りたら、船にも最後に乗り込んで1番後ろへ・・・と思ったら、船が出るときに回転したので、私が1番前になってしまいました
渓流は結構波があり、段差のある場所に来ると敷いてあるビニールシートをかぶるのですが1番前は1番水がかかります。でもこれがまた!暑い日だったこともあって、しぶきが気持ち良かったのですよ♪
先頭は、この船頭さんのカッコいい後ろ姿や段差での竿さばきがよく見えて、めっちゃ楽しいです これから行かれる方は、ぜひバスを最後に降りましょう
川面の風が心地よく、秋の雲がステキでした~ でも日差しはまだ強烈だったので、日焼け止めと帽子は必携です!私は朝に日焼け止めを塗ったきり、旅行バッグに入れてしまったので乗る前に塗り直せばよかったと思いました(腕が焼けたー)
帽子とシートはしっかりかぶって上は濡れなかったのですが、船を降りるとガウチョの裾が一部びっしょり… ちょうど降りたところが岩畳なので、岩に座って天日干し。よく乾きました。
3時になったので、噂のかき氷屋さん「阿佐美冷蔵」へ。本店ではなく、宝登山神社の近くにある支店です。が・・・これも噂どおりの混みよう。店の裏までびっしり並んでます
しばらく待って動かないので翌日にまた来よう、とおばさんたちはあっさり諦めて、これまたKさんお知り合いの、そば粉を使ったたい焼き屋「八兵衛」さんへ。
「たぶん」て…
お店は昭和レトロな雰囲気。無料のジュークボックスから昭和歌謡が…
たい焼きの皮がパリパリでうまい!
甘いあんこでリフレッシュできたので、旅館へチェックイン
一部屋しかない洋室は2階にありますが、山・川・岸壁が見えて絶景。これは長瀞ならではの景色でしょう。「花のおもてなし」とあるように、館内も室内もすてきなお花がたくさん生けられていて、静かで落ち着く宿でした。
お風呂は竹酢液(ちくさくえき)という、お酢の香りがするお湯でした。露天風呂からの眺めも良くてもじみがあちこちにあります。紅葉の頃に来たら最高だろうな~♪(たぶん混むから予約は大変そうですが)
お夕食は別館の囲炉裏端がある古民家のような食事処。雰囲気もお料理もとても良く、個室だったので気兼ねなくおしゃべりを楽しみながら会席料理を満喫しました
こちらは「長生館」のHPより。季節によって変わります。
さて、翌日。
和風旅館らしく、おいしい卵焼きとお魚などの朝食を頂き、元気いっぱい。チェックアウトの後は、旅館に荷物を預かって頂き、宝登山へ。
頂上までロープウェイがあります。往復830円。平日は定時と半に30分毎、休日は15分おきに出ています。片道490円なので元気な方はどちらか歩いても1時間くらいだそうです(私はムリだけど!)
5分ほど乗っていくと標高497メートルの宝登山頂上。山頂なのに結構広くて、ミニ動物園や蠟梅の林などがあります。風が気持ちよく、秩父盆地がよく見えます。
さらに数十段の階段を上ると、宝登山の奥宮があり、小さな神社ですがうっそうとした木々に囲まれて静かな佇まいで落ち着きます。
ヤマトタケルがこの山に入ったとき山火事が起き、それを犬たちが止めたことから「火止山(ほどさん)」と呼ばれるようになったという言い伝えがあり、この右側に犬の像があります。私はここで御朱印を1枚ゲット。
この宮の左奥から、蠟梅の林が続き、赤やオレンジ、クリーム色のきれいな彼岸花が咲いていました。
帰りもロープウェイで降りて、宝登山の本宮へ。こちらでも御朱印を頂き、時間はお昼。一汗かいたところで、昨日の「阿佐美冷蔵」へ寄ってみると・・・さすが平日。席が空いてて待たずに案内されましたー
せっかくなので、「蔵元秘伝みつ・粒あん黒蜜付き」を頂くことに。ボリュームもお値段もすごいけど、それだけの価値が確かにあります これはホントに食べてみないと分からないおいしさです。氷が口の中でとろける新食感 ふわっふわなので、ボリュームがあるのにあっと言う間に食べられてしまいます。(なんならお代わりできそうなほど)
秘伝みつがまた、おいしくて・・・持って帰りたいけど秘伝なので “門外不出”? 売ってないので、また行ったら同じものをリピートしてしまいそうです。やみつきになるワケだ。
それから最後に、これまたK氏おススメのお店、酒蔵「藤﨑摠兵衛商店・長瀞蔵」へ。お店に入ったとたんにステキな木の香りが漂います。酒蔵の見学もできます。長瀞の地酒をおみやげに買いました(重いので送ってもらって、もう翌日到着)
さて、おみやげを買って、朝もしっかり食べたし、これでもうお昼は要らないね、ということでお宿に戻って荷物を取り、私たちは長瀞駅で別れました。友人は高崎線沿線なので、行きと同じルートでご帰還。私は反対のお花畑駅まで行って、西武線の特急で池袋まで出るルートで帰ります。
西武秩父駅と池袋をたった5ストップで行く、新型特急「ラビュー」
カッコいいだけじゃなくて、揺れないし音も静かでバリアフリー。最初は後ろ向きに走り出して「あれ?」 と思ったけど、途中飯能駅で向きが変わって前向き走行になり、とても快適 座席下にはコンセントがあり、登録すればWifiも使えます!
足元まで一面窓!ながめが良いです(座席の写真は公式HPより)
・・・ということで、珍しく長い旅行記を書きましたが、埼玉県民なのに長瀞駅周辺をゆっくり回るのは初めてで、いろんな楽しいことやおいしい物があると分かり、ぜひ、ご紹介したくなりました♪
今回は食べませんでしたが、秩父には名物の味噌カツもあるし、いい景色とおいしい物がまだまだたくさんありそうなので、私もぜひまた行きたいと思います(味噌カツ味のポテチはおみやげに買ってきました)
埼玉県の県民割は、都民以外の近隣の県民の方たちにも適用だそうです。お時間がありましたら、ぜひ埼玉にお越しくださいませ。
今回ご紹介した情報の詳細はこちらをご覧ください♪