昨日、スマホニュースに“深キョン”こと、女優の深田恭子さんが「適応障害」のため、しばらく芸能活動をお休みする、との報道があり、驚きました。

 

 

 

東スポWeb より

 

 

深キョンは昔から、お顔もだけど話し方も可愛らしく、もう40歳近い(!)というのに全然年齢を感じさせなくて "すごいな~"キラキラと思ってました。

 

 

先日もTVのインタビューで若々しく変わらない姿をお見かけしていたのに…。

 

 

女優さんだから、その若さや美貌をキープするのにかなり努力されていたことでしょう。また、常に見られてるから気分を上げてないといけないだろうし、私生活で辛いことがあっのかもしれません。いつもニコニコしている陰で、人知れず体調の悪さと闘っていたのかと思うとお気の毒ですぐすん

 

 

「うつ病」とどう違うのか、少し調べてみました。

 

 

「適応障害」とは・・・

 

 

“はっきりと確認できるストレス因子によって、著しい苦痛や機能の障害が生じており、そのストレス因子が除去されれば症状が消失する特徴を持つ精神障害である。” (Wikipediaより)

 

 

とあるように、「ある特定のストレス」 が原因であり、そのストレスは当然、人によって違います。ある人にとっては何でもないことが、別の人にはひどいストレスと感じることがあります。

 

 

逆に、同じ人でもストレスがある時とない時で、症状が変わります。たとえば、仕事がストレスであれば、出勤日になると症状が現れ、それ以外の休日でリラックスできていれば症状が出ない、という特徴があります。

 

 

また、症状としては、抑うつ気分がある・動悸がする・不安感がある・イライラする・手足が震える、などといったことがあるそうです。

 

 

私も、高校で担任をしていた時、登校拒否になった生徒がいて、こういった症状を目の当たりにしたことがありました。

 

 

野球部でがんばっていて、とても真面目で素直ないい子でしたが、春休みの試合で大きなミスをして(誰かに責められたわけではなかったらしいのですが)、練習にも学校にも来られなくなりました。毎日電話で話をしていましたが、ある時「明日は学校に行けそうだ」というので、翌朝、車で迎えに行きました。

 

 

が、ちゃんと身支度をして準備していたにも関わらず、いざ部屋を出る時になって、体が硬直し手足が震えて一歩も歩けなくなりました。顔色も真っ青になり、先ほどまで笑顔で話していた彼とは別人のようでした。

 

 

学校に行きたいと思っているのに、体が抵抗して動けなくなってしまうなんて…。とても不憫だったしショックでした。

 

 

結局、この子はずっと学校に来ることなく、退学して仕事に就きました。仕事の方はちゃんと行けて真面目に勤めていると聞きましたので、やはり学校や部活、友人関係などがストレスの「適応障害」だったのだと思います。

 

 

ここが「うつ病」と大きく違うところだそうです。「うつ病」は・・・

 

 

“発症の原因は正確にはよくわかっていませんが、感情や意欲を司る脳の働きに何らかの不調が生じているものと考えられています”  (厚生労働省『みんなのメンタルヘルス』より)

 

 

とあるように、原因がはっきりしていないことが多いそうです。また、脳の働き…というか「神経伝達物質」の不調 なので、薬での治療が中心となります。

 

 

“たとえばうつ病においては、その治療目標は「うつ状態の消滅や軽減」に置かれ、その症状が一定以上の基準を満たす場合は、抗うつ薬による薬物療法が行われます。最も多く用いられる治療薬は SSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)で、頭痛、下痢、嘔気などの副作用が比較的多くみられるとされているものの、薬物療法の効果は高いとされています。

 

一方で、適応障害の場合の治療目標は、「ストレスを取り除くこと」あるいは「ストレスに対する適応力を上げること」。そもそもの症状の原因がストレスにあるため、薬が効きにくいとも考えられています” (一般社団法人「全国地域生活支援機構」HPより)

 

 

SSRIは、私も例の意地悪ばあさんがいた学校で「うつ」(と診断されましたが、おそらく「自律神経失調症」くらいだったと思います)の症状が出て、それ以来ずっと飲んでますが副作用はなく落ち着いています。

 

 

 

 

「幸せホルモン」音譜 と言われる「セロトニン」を活発化させてくれるので、お酒 日本酒 と同じ作用があると言われており、細かいことが気にならなくなり心穏やかで明るくいられます(気持ちが悪くなったりヘロヘロにならないので安心)照れ

 

 

また、ストレスの元がなくなっても「更年期障害」のイライラもあるためずっと続けていますが、そちらの症状にも有効です。

 

 

このように、「うつ」や「自律神経失調症」などの脳機能の変調であれば投薬が効きますが、「適応障害」の場合は、ストレスに敏感になってしまっているので、考え方を変えて「適応力を上げる」ことが必要なため、薬は一時的な対処療法。

 

 

治療としては、「認知行動療法」や「カウンセリング」などが有効だそうです。

 

 

ただ、長引くといずれ「うつ病」と診断されることが多くなるようなので、やはりおかしいと思ったり体に変調が現れたりしたら、早めに専門医を受診することが大切です。

 

 

昨年秋には、私も大好きだったし出身がご近所の竹内結子さんの悲しい自殺もありました。

 

 

深キョンも、変調は去年の春から現れていたようですが、TVのお仕事などはドタキャンや途中降板が難しいので、がんばってしまったのでしょうね。長引かないよう、ゆっくりお休みして頂き、また元気な笑顔で復帰してもらいたいと思います照れ

 

 

 

参考資料

 

 

 

 

適応障害 - Wikipedia

 

自律神経失調症 - Wikipedia

 

うつ病 - Wikipedia