さてまた、久々に海外ドラマの話を書こうと思います。

 

 

昨年までは、毎晩 Netflixで 『クリミナル・マインド』 を観ていてシーズン11まできたのですが、ラストまで長いので(アメリカではファイナルシーズン15 が昨年2月に終了)ちょっと疲れて今お休み中です ぐぅぐぅ  ← ホントにアメリカのドラマは長寿!

 

 

代わりに観始めたのが、"The Mentalist"(『メンタリスト』) です。こちらは、アメリカのCBSで2008年から2015年まで放送されていた超人気ドラマだそう。

 

 

日本でも2010年から「スーパー!ドラマTV」で放送していたそうで、7年目のファイナル・シーズンもとっくに終わってしまっているとのこと。今まで他にも観るドラマがたくさんあったので("Hawaii Five-0"やシカゴシリーズ、アガサ・クリスティーなどなど)全然知りませんでした滝汗

 

 

毎回1~2件の事件を解決してほぼ1話完結。いわくのある 「レッド・ジョン」(Red John) なる殺人犯を追っていくストーリーが全体の流れとして続いていきます。この辺は他の事件ものと似た展開です。

 

 

主人公は、メンタリスト DaiGo …ではなく、パトリック・ジェーン(Patric Jane) 

 

 

「メンタリスト」と検索すると、すぐにダイゴさんの記事がたくさん出てきますが、彼もまた8年間も「いじめ」の被害にあっていたんですね…ぐすん(ついでに調べてしまった)でも、引きこもることなく能力を生かして華麗なるご活躍! 素晴らしいです。

 

 

DaiGoさんの経歴はこちら

 

 

 

このドラマのメンタリスト、パトリック・ジェーンも、小さいころから卓越した記憶力と洞察力を持っていたため父親に「千里眼をもつ奇跡の少年」として利用され、各地をドサ回りするという不幸な少年時代を送りました。

 

 

その後、エセ霊能者(fake psychic)への道を歩むことになりTVにも出演。鋭い観察力から警察の協力を頼まれるようにもなります。

 

 

殺人現場に smiley(スマイルマーク)を残す、「レッド・ジョン」という連続殺人犯について、TVで "He's an ugly, torment little guy. A lonely soul, so sad."(邪悪で醜悪な小心者、孤独で哀れな人間)と分析したところ、そのレッド・ジョンに愛する妻子を殺されてしまいました。

 

 

そこから、CBI (California Bureau of Investigation) 「カリフォルニア州捜査局」の協力をして「レッド・ジョン」を追うようになります。

 

 

FBI(Federal Bureau of Investigation)「アメリカ連邦捜査局」なので、そのカリフォルニア・バージョンと言えば分かりやすい…とはいえ、アメリカ人にも知名度が低いらしく、身分証を見せても「CBIって何?」と聞かれるので、彼らも「あなたの街のFBI」と答えていたりして面白い。

 

 

 

(画像は「ワーナー海外ドラマ公式サイト」より)

 

 

第1話では、娘を殺された被害者宅にジェーンが1人で入り込み(他の捜査員は外で聞き込み中)、勝手にその家の冷蔵庫を開けてサンドウィッチを作り、お茶を入れて飲む、という傍若無人ぶり。しかも、そこの奥さんに "Would you like a cup of tea?"(お茶どう?)とか言って勧めるという…チーン

 

 

しかし、分析能力は高く、冷蔵庫に貼られていた写真から、奥さんが本当はスキーが好きではないとか、ダンナとの関係がうまくいっていない、とか娘を殺したのはダンナだと、すぐに言い当ててしまいます。

 

 

奥さんも、うすうすダンナと娘との関係に気づいており、ダンナが怪しいとは思っていました。

 

 

"Most wives can tell their husbands are lying."(多くの妻は夫のウソを見抜く)

"I trust the mother's instinct."(僕は母親の勘を信じる)

 

 

そう言って、ジェーンは彼女の背中を押します。(ジェーンって女性みたいですが名字です)

 

 

そして、部屋に入ってきたダンナを問い詰めると、奥さんはその表情をみて確信。銃を取り出して夫を撃ってしまいました!ガーン

 

 

ダメじゃん!犯人が殺される展開にしちゃ…ゲッソリ

 

 

ということで、彼は早速 suspension(停職処分)となりました。が、全然懲りずに次の事件現場に現れ、CBIを束ねるやり手の女性刑事、テレサ・リズボン(Teresa Lisbon)に怒られます。

 

 

このリズボンとの掛け合いが面白く、"Hawaii Five-O"のスティーブとダノみたいで笑えます。そう、これシリアスな事件を扱っていながら、結構ジェーンがいつもニヤニヤしていいかげんだし、コメディータッチのドラマなのです。

 

 

他のメンバーもそれぞれユニークだし、カリフォルニアが舞台なので英語も分かりやすくて楽しめます。ただ、このボス、リズボンだけがちょっと分かりにくい英語をしゃべりますが、出身がシカゴという設定でシカゴ訛りをしゃべっているようです。

 

 

でも、総じて聞きやすく、セリフの聞き取りやディクテーションには向いています。

 

 

現在、Netflix でシーズン1~7まで全シーズン配信中。ストーリー自体も面白いのですが、リスニングの教材としてもおススメです 音譜

 

 

 

 

 

↓こちらは日本語版でちょっと長めですが、分かりやすい紹介になっています。

 

 

 

そう、このパトリック・ジェーン役のサイモン・ベイカー、『プラダを着た悪魔』でアンディーを口説こうとするキザな男、クリスチャンを演じていました。どうも、垂れ目のせいかニヤけた役が似合っているようですほっこり