この夏、一気に2本の映画を字幕翻訳して「華々しいデビュービックリマーク」と喜んでいたら、このところ仕事が途絶えてしまいました。(いくつか話は来るものの、立ち消えてしまってガッカリ続き。いいことは長く続かないものですね汗

 

 

だいぶヒマなので、勉強することにしました(ヒマじゃなくても勉強せいっ!)キョロキョロ

 

 

私の場合、海外ドラマや映画を観ることが勉強なので楽しくていいんですが…。

 

 

最近はずっと『クリミナル・マインド/FBI vs.異常犯罪』(Criminal Minds) を夜寝る前に観ていたのですが、寝ながら観てるとウトウトしてしまい、途中のストーリーがよく分からないまま "The end" となっていましたぼけー

 

 

やっぱりただ観ているだけではなんの勉強にもなりません。写経しよう。

 

 

すべての字幕をひたすら写す方法もありますが、私の場合は、英語を聞き取って「面白い」「参考になる」と思ったセリフをディクテーションし、字幕を書き写していきます。

 

 

Dictation(ディクテーション)という、英語を聞いて書きとる作業はリスニングと会話の勉強にとても役立ちます。

 

 

前回、『グッド・ワイフ』(The Good Wife) でもやりましたが、今回はストーリーにはあまり触れずに良さそうなセリフや言い回しを見繕って書いていきます。

 

 

(『グッド・ワイフ』の英語表現はこちらからどうぞ)

 

↓↓↓

 

ドラマ『グッド・ワイフ』日米比較 第1話 家族の関係 久々に読んだら懐かし~~音譜

 

 

それでは、シーズン1のエピソード1からしっかり観直しですっビックリマーク

 

 

 

 

このドラマは、FBIの中の BAU(Behavioral Analysis Unit) =行動分析課 というチームが、科学ではなくプロファイリングを通して犯人像に迫っていく、というストーリーになっていて、毎回猟奇的な殺人犯が出てくるのが特徴です。

 

 

私は元々刑事ものが大好きなのですが、昔から正常と異常の境目に興味があって、こういうアブノーマルな人が出てくる作品は特に興味があります。自分の周りでは体験できないですしね。(したくもないですが・・・滝汗

 

 

初回のタイトルは、『シアトルの絞殺魔』。「絞殺する」という動詞は strangle、「絞殺魔」は strangler。さらに「締め付けられた」という形容詞は strangled の他に strangulated という単語もあります。

 

 

被害者は、「中古車売ります」というネットのお知らせを見て、犯人に接触。試乗した時に拉致され、監禁される、という手口でした。

 

 

日本では、中古車はディーラーを通して買うことが多いと思いますが、アメリカでは個人的に売買することが多いので、事故車だったり傷があったりすることもあるし、このように売り手と買い手の素性が分からないまま取引する場面が多くなります。

 

 

ネット上の画面にはこう書かれています。(この女性、仕事中にこんなサイトを見てていいのか・・・うーん

 

 

"Why so low on the price?"  「どうしてこんなに安いの?」

 

"Moving. Must sell ASAP. You up for a test drive?"  「急な引越し 試乗する?」

 

 

となっています。ASAPとは、"as soon as possible" の単語それぞれ頭文字を取ったもので「できるだけ早く」というメッセージです。よく手紙やメールに使われます。

 

 

up for は「~に乗り気」とか「賛成」という意味で、この文を正確に書くと

 

 

"Are you up for a test drive?" となり、”Do you want to try a test drive?"と同じ意味になります。

 

 

物語が進んで、BAUのメンバーが犯人に迫りますが、パソコンを見ようとしてパスワードが分からず失敗します。このとき、ベテラン・プロファイラーのギデオンが言います。

 

 

"Try again, fail again, fail better."  「再び試せ 今度はうまく失敗しろ」

 

 

サミュエル・ベケットのセリフだそうです。20世紀フランスの劇作家。1969年ノーベル文学賞受賞。不条理劇『ゴドーを待ちながら』(Waiting for Godot)で有名ですね。

 

 

それに対して、同じ捜査官のモーガンが同じく引用で言い返します。

 

 

"Try not. Do or do not."  「試すな やるか やらぬかだ」

 

 

こちらはヨーダ。若き捜査官のスペンサー・リードくん、驚くべき記憶力があり、いったん読んだものはすべて覚えていて、誰かが引用するとすかさず言った人の名前や本のタイトルを言ってくれます。IQ187だそうですが、『スター・ウォーズ』までカバーしているとはさすがですビックリマーク

 

 

この番組、毎回賢者のことばや格言など、ありがたい引用が出てくるのも特徴で、そちらも調べるといい勉強になります照れ

 

 

 

 

Amazon Prime なら無料で観られますよ~ビックリマーク

 

 

 

*This time's criminals were two men. One was a smart guy, who's obedient. The other was a security guard at a jail, who was a bully, dominant type. (今回の犯人は2人。1人は知能犯で服従型。もう1人は刑務所の看守で高圧的で支配型)