仕事や引越しのことが一段落し、ちょっと空いた時間ができたので、久しぶりに映画を観に行くことにしました。(基本、レディースデイの水曜日が私の映画館デイ)
この夏に観たかった 『ライオンキング』(Lion King) 字幕版は、すでに夕方からのみの上映になっていて、あらら・・・まさかの断念
それじゃあ、次の候補はやっぱりミュージカル・・・ということで 『ロケットマン』(ROCKETMAN)を座席予約しました。ミュージカル映画は演技だけではなく、歌と踊りが楽しめるので大好きです
古くは 『サウンド・オブ・ミュージック』(The Sound of Music)から、『フラッシュダンス』(Flashdance)、『フットルース』(Footloose)、 『マイ・フェア・レディ』(My Fair Lady)、『ウエスト・サイド物語』(WEST SIDE STORY) と名作・名曲ぞろい。
近年では、大ヒットした 『ラ・ラ・ランド』(LA LA LAND)、 『グレーテスト・ショーマン』(The Greatest Showman)、 『アリー/スター誕生』(Ally)、それにミュージカルじゃないけど本人の歌声に合わせたステージが圧巻だった 『ボヘミアン・ラプソディ』(Bohemian Rhapsody) 、に続いてのエルトン・ジョン・・・。
いや、エルトン・ジョンは好きなんですよ。なんたって、小学生の時に初めて買った洋楽のレコードが 『クロコダイル・ロック』(Crocodile Rock) だったんですから~(しぶい・・・) なんでだったっけ?って、ずっと忘れてましたが、今日映画を観て思い出しました。
1970年代当時、NHKで 『ステージ101』 という伝説の歌番組が大ヒット 「ヤング101」というカッコいいお兄さんたちが歌って踊っていたのですが、あの 『ビューティフル・サンデー』 のヒット曲をもつ 田中星児 さんたちが楽しそうに歌っていたのが 『クロコダイル・ロック』 日本語バージョンでした。
それで興味がわいてオリジナルを聴いてみたら、エルトン・ジョンの歌声が大好きになってレコードをゲットしたんだった・・・
でも、映画のタイトルが 『ロケットマン』 かぁ(本人の曲名とはいえ)なんかダサいしトランプが北朝鮮の指導者につけたあだ名と同じだしなあ。『ボヘミアン…』 の大ヒットにあやかろうと作ったんじゃないの~?
と、ちょっと斜に構えてあまり期待せずに観ました・・・が、よかったです
エルトン・ジョン演じるタロン・エガートンが実際に歌っています。なんか 『キングスマン』(Kingsman) に見えちゃうんだけど、こんなに歌が上手だったなんて感動しました。
衣装も生き方もぶっ飛んでるんだけど、これがリアルなエルトン・ジョンでした・・・なにしろ本人ご存命で、しかも製作総指揮に当たっていますから。飾ることのない真実を描きたかった、ということで、ここまでさらけ出すかというくらい、アル中でドラッグ中毒、ゲイであること、自殺未遂・・・あらゆる私生活が暴露されます。
なにしろ両親がひどい!あんなに冷たい父親と無関心な母親に育てられたら普通まっとうには育たないわ・・・音楽の才能があって成功したのはよかったけど、心は決して満たされなかった・・・母親の仕打ちには泣けました
しかし、この母親役。どこかで見たことがある・・・なかなか思い出せなかったのですが、パンフレットを見て分かりました(私は気に入った映画のパンフは必ず買って余韻に浸る)。
プライス・ダラス・ハワード、『ヒア アフター』(Hereafter) でマット・デイモンの相手役だったきれいな人でした。イメージが全然違うのでビックリしました!さすが女優さん。でも目と口が特徴的なので、よく見ると「あ~」と思います。『ヴィレッジ』(The Village)の盲目役の人です。今度また『ビレッジ』観よう♪
Bryce Dallas Howard in "ROCKETMAN"
Bryce Dalls Howard in "HEREAFTER"
普段あまりエルトン・ジョンを聴かない方も、ぜひ映画で彼の奇抜なコスチュームと歌を楽しんでみてくださいませ♪