前回、仕事場マンション購入までの手続きと必要書類について書きましたが、今回は住宅ローンの顛末について書きます。

 

 

マンションゲットの話はこちら⤵

 

 

マンションの値段は、自分の資金でギリギリでした。全額出せなくはないけど、貯金を全部使い果たすのはこれから生活するに当たり不安だし、しかもその4分の1は株と投資信託。

 

 

家具を買い足したり、引っ越し費用もあるし、住宅費用や諸費用、合わせて3分の2は自己資金として、残り3分の1は住宅ローンを組んで借りることにしました。

 

 

今回、契約にあたり、間に入ってくれた不動産屋さんに勧められたのが、ARUHI というものでした。最初聞いた時、「え?ある日?なんじゃそれ」と思い、一瞬頭の中で『森のくまさん』の歌が流れましたが爆笑  日本最大手の住宅ローン専門金融機関なのだそうです。そう思ってみると、最近はCMも流れています。

 

 

変動金利の方が最初の利率が低い所もありますが、「フラット35」はいわゆる昔の「住宅金融公庫」のものなので、固定金利だけど今は金利も低いし、保証が充実しているうえ審査が速くて借りやすいとのことです。

 

 

さらに、購入するマンションはバリアフリーなので、「フラット35 S(スーパー)」というさらにお得な金利で借りられるとのこと。他にも、耐震性や風呂場に手すりがついている、などの付加価値があると「スーパー」枠が適用されるようです。

 

 

「フラット35」で固定金利が1.17%のところ、「スーパー」だと0.25引きの0.92%だそうです。うちで戸建てを買った時も安いと言われていたけどそれでも3%近くでした!

 

 

比較的金利の低い公務員の共済でリフォームローンや教育ローンを組んだ時だって、2%ちょっと。それが今1%切ってる なんてポーン こりゃ、借りるしかない!

 

 

 

                       

 

売主さんに手付金、不動産屋さんに仲介手数料をお支払いし、無事に契約が終了すると、すぐに以下の書類を揃えてARUHI に行ってください、とメールが来ました。

 

 

①本人確認書類
免許証(裏表)、パスポート(写真欄、住所欄)、マイナンバーカード(写真付き、表面のみ)、住民基本台帳カード(写真付き、裏表)など、どれか1つ
②健康保険証(裏表)
③平成29年分・平成30年分確定申告提出全ページ
④平成29年分・平成30年分の納税証明書その1、その2:各1通
⑤世帯全員・続柄記載の住民票:1通
⑥給与証明・在職証明書(ARUHI書式)
 
 
とりあえず、すべての書類を揃えて、学校からの給与証明と在職証明は当日取りに行き、8月下旬に日本橋にあるARUHI さんのオフィスに行きました。
 
 
丁寧に対応していただき、0.92%の金利が、団信(団体信用生命保険)をつけなければさらに0.49%になると聞き、私には扶養家族もないし、どんどん繰り上げ返済で返していこうと思っているので、団信はつけないことにしました。
 
 
 
下は楽天銀行のHPです。同じスーパーフラットでも、扱う金融機関によって金利が変わるんですね。知りませんでした。
 
 
 
ところが・・・1週間後に連絡があり、「スーパー」は適用にならず普通の「フラット」になるので再度申請にきてほしいと言われました。ちょっと凹みましたが、9月にさらに金利が下がり、「フラット」でも 0.65% だから、まあ1%切っていればいいか、と思い直して手続きに行きました。
 
 
そして、やっと審査の結果が通知されたのが2週間以上たったあと。先週19日(木)でした。
 
 
「審査に通りました」と言われ、「やったあー音譜」と喜んだのもつかの間。「ただ、お金はまだ待ってください」と言われてしまいました。
 
 
だいぶ待たされたのに、さらに待てとはどういうことじゃ!プンプン ワケを聞いてみると、「適合証明書」(正式には「中古住宅適合証明書」)なるものが提出されていないのでそれがないとお貸しできない、とのことでした。
 
 
早速、担当のKさんからも電話を頂き、売主さん(前のオーナー)が1年半前に買った時はその証明書が出されたのですが、今回は同じ建築事務所から「出せない」と言われて交渉しているところです、とのことでした(オーマイガー!!)ゲッソリ
 
 
なんでも、昨年住宅ローンを取得したのち自分で住まずに他人に貸してもうけを得る人が続出して問題となり、状況が変わって審査が厳しくなり安易に出せなくなったということらしいです。
 
 
えー!そんなの私のせいじゃないのに!むかっむかっむかっ
 
 
超ショックです。10月の増税前に家具やら冷蔵庫やら搬入されるのに、お金が下りない…。突然、金策に悩むことになってしまいましたあせる 
 
 
しかも、ローンが下りなかった際は、この話は白紙に戻せて手付金や仲介手数料など全額返ってくる、ということになっていたので、いっそ違う物件を探してみようかとも思い、夜通しまた「SUUMO」や「HOMES」や、さらに別のHPも見て物件探しをしてしまい、もう何がしたいのかわからなくなっていきました(今から探してもまた時間がかかるだけのことなのに…ショボーン
 
 
結局、探しても探しても今回ほど条件のいい物件は見つからず、なんとしても死守することにしました。
 
 
金利が0.457%ですぐに審査してくれるという『じぶん銀行』のローンにもネット申し込みをしてみましたが、2日後「却下」の返事が…トホホ。『フラット35』は通ったからこちらも通ると思ったのですが、甘かった汗
 
 
理由は教えてもらえませんでしたが、他の物件を探しているときにある不動産屋さんからちらっと聞いたのが、「今はどこも審査が厳しくなっている。物件が古かったり世帯数が少ない所には貸さないとハッキリ表明している銀行もある」という話です。
 
 
なんでも、耐震基準が S.56年(1981) に変わったので、それ以前か以後かで書類も審査も違うようです。私のマンションは駅近なのにお手頃価格なのは、建物が古いからなのでこれはどうしようもありません。
 
 
貴重な「フラット35」の審査が通ったのに、どうしてくれるのよ~と半泣きしていたら、担当のKさんが20日(金)の夕方、自宅に相談に来てくれました。
 
 
方々、手を尽くしたけど「適合証明書」を出してくれるところはなかったとのこと。
 
 
審査が通りそうな(しかし確約はできない)三井住友トラストに申請しましょう、という提案をされました。銀行ならその「適合証明書」はいらないのだそうです。夫も帰宅して三者会談です。
 
 
でも、よくよく聞くと繰り上げ返済の手数料も100万円につき2万円!(今、無料のところが多いのに)とか、金利が3.6ととんでもなく高い!ゲッソリ
 
 
夫からは、株と投資信託を手放して自己資金で払っちゃったら?という提案が。
 
 
うーむ。せっかくの低金利時代に借りずに全力で払うのもなんかもったいない、と思いましたが、背に腹は代えられないし、そうすれば予定通り30日に鍵をもらって引き渡しとなり、私もハッピー。売主さんもハッピーです。腹をくくってそうすることにしましたプンプン
 
 
早速、投資信託を2件解約。ここ数日でわずかに利益が出ていたのでよしとしました。それと、こちらはかなり高くなっていたイオン株を売りました。これでイオンの『オーナーズラウンジ』が使えなくなってしまう汗でももうあまりイオンにも行かなくなるし、いつ行っても混んでて待つので(こんなにたくさん株主がいるから高騰してるんだね~)良しとします。
 
 
ということで、貯金はすっからかんになってしまいましたが、不動産を取得するのでこちらもよしとしますビックリマーク借金がないからその分また貯金すればいいし、ある程度住んで定年になったらもう通勤もなくなるので、人に貸す、という手もあります。
 
 
ローンを借りる予定の方は、できるだけ新しい物件を探す方が借りやすいのと、前年の収入が大事なようなので、ご注意を!