先日、最近いきつけとなった美容院で、美容師さんと仕事の話から英語の話になったときのことです。美容師君(若手イケメン、カット上手 ニコ)に聞かれました。

 

 

「どうやったら英語上手になりますかね?」

 

 

英語の教員をやっている言うとよく聞かれる質問です。私とて、ネイティブレベルというわけではないし、これぞ鉄壁!という方法とは言えないかもしれませんが、ずっと英語を教えてきた経験をふまえて、少し考えをまとめておきたいと思います。

 

 

でも、しょっぱなからごめんなさい。がっかりされるかもしれませんが・・・汗

 

 

どんな勉強も、スポーツや楽器と同じで、近道はないんです。英語も「毎日どれだけ練習するか、繰り返すか」 にかかっています。

 

 

が、そうは言っても、仕事をしながらで特に目標もない場合は、この「毎日」の繰り返しがしんどいし、続きませんよね。近くに英語をしゃべれる相手もいないとなれば、使うチャンスもありません。

 

 

なので、まずはやる気を出すために、なぜ英語をやるのか目標(ゴール)を作りましょうビックリマーク「来年、海外旅行に行きたい」でもいいし、「英検2級に合格したい」でもいいと思います。

 

 

そして、ダラダラしないために 期限 を設けましょうビックリマーク

 

 

次に、そのゴールと期限に合わせた勉強方法を見つけます。

 

 

英検やTOEICであれば、それに合った問題をたくさんこなせばいいし、単に観光で少ししゃべれるようになれればいいのであれば、それも簡単な会話集がたくさん出回っていますので、毎日何文かずつでも覚えていきましょう。時間があればラジオ講座を聞くのもお勧めです 照れ

 

 

英語をきちんと使えるようになりたいなら、大事なのは、毎日聞いて書いたり口にしたりすることです。なにしろ言葉なんですから、使っていないと定着しません。

 

 

これは私自身が経験したことですが、20代の頃は、英語を覚えても、口に出していざしゃべろうとしても、しどろもどろでうまく言えませんでした。言った後で文法的な間違いに気づくこともあって恥ずかしくなることも、100%言いたいことが伝わらなくてもどかしい想いをしたことも山のようにあります。

 

 

少し上手になったと思っても、しばらく使っていないとまた出て来なくなってしどろもどろになってしまい、何度も壁にぶつかりました。

 

 

でも、30代でアメリカに行って、当然のことながら飛躍的に英語力が伸びたあとは、ある程度の期間しゃべっていなくても、いざしゃべってみると英語がスラスラ出てきます。

 

 

これは、当然アメリカにいた間、毎日英語を聞いて使っていた結果です。おそらく頭の中に英語の回路ができたのだろうと思います。今でも、単語や固有名詞はよく忘れますが(これは日本語も同じ)、頭の中で英作文をしなくても言いたいことは口から出てきます。

 

 

でも文法は常に意識してしゃべっています。やっぱり外国語ですからね。それに、英検1級を取ってもTOEIC950点を超えても、知らない単語やフレーズは山のようにあって、翻訳するときも調べ物で非常に時間がかかります ショボーン

 

 

いくらやっても、ネイティブのレベルに達しないもどかしさはありますが、それはまあ日本人なんだから仕方ない!私は日本語のネイティブなんだし、と割り切って日々勉強、一生勉強 ですビックリマーク

 

 

とりあえず、覚えたことを定着させるコツとしては、覚えたこと、言えるようになったことを記録したり、人に言って聞かせたりすると効果が上がります。

 

 

まず、書くことなら毎日の日記メモでもいいです。1日覚えたフレーズや文を1つでいいからノートに書き留めて、言ってみる。私はよくFacebook へ投稿しますが、日本語とそれを簡単に言い換えた英語で書いています。海外の友人向けでもあるし、自分の英語力のキープのためでもあります。

 

 

それから、会話力をつけたいなら、1日1フレーズか1文を他の人に聞いてもらいましょう。誰かに伝えると、脳が強化されます。特に「へぇ~よく知ってるね」とか「よく覚えたね」「そうなんだ~」とか、相手が反応してくれると、脳はさらに喜びます ドキドキアップアップアップ

 

 

言う相手がいない、恥ずかしい、という人はぶつぶつ独り言をいいましょう ウインク

 

 

私は毎日、愛犬の散歩で英語独り言作戦を実行しています。もともと犬の訓練は英語でやりますしね。Come(おいで)、Stay(そのまま、ステイ)、Sit(おすわり、スィ。くれぐれもシットと言わないでください。シット= 糞)、ほめるときはGood

boy /  Good girl.(いい子、グッボーイ, グッガール)など。

 

 

It’s a nice day.”(いいお天気) とか “It looks like rain.”(雨が降りそう)、“Hey, she’s so cute.”(あの子かわいい)など、犬に向けてでも自分に向けてでも言いながら歩くと楽しいですよ 音譜音譜 

 

 

 “What are you looking at?”(何見てんの?)