先週、文型が分かってだいぶスッキリしたと思うのですが、その第２文型でのメインがbe 動詞ということで、昨日授業で学生にも説明をしたところです。簡単だからもう分かっていると思ってサラっと通り過ぎたのですが、結構分かっていないということが問題をやらせると分かりました・・・ 
日本人は、さんざん中学・高校（さらにはその先の語学学校や大学）で文法をやってきているのに、１番身についていないのが、このbe 動詞と一般動詞の違い かな、と思います。以前、大人に英語を教えた時も、わかってない人が多くてショックを受けました 。Be 動詞と一般動詞をまぜこぜで使う日本人の何と多いこと！ここで１番の「基本のキ」be 動詞をマスターしてしまいましょう！！
とにかく、be 動詞は「イコール」と思えばよろし。
左辺＝右辺 の関係のときに使えばええんです。（なぜか関西弁になってきた 
）
たとえば、「私は学生です」( 私＝学生 ) であれば、”I am a student.” ( I = a student )
注意することは２つだけ！
「be 動詞」は、主語 と 時制 によって使い分ける必要がある、ということです。
以下、その使い分けを時制（現在・過去・未来）で見ていきます 
１．be 動詞の形
(1) 現在形 (am / is / are)
主語が・・・
一人称「私」I の時 ⇒ am (ex) I am a student.
二人称「あなた」you の時 ⇒ are (ex) You are a student.
三人称「彼・彼女・それ」の時 ⇒ is (ex) He / She is a student.
複数形の時 ⇒ are (ex) We are students. / They are students.
＊複数形にしたら、be 動詞のあとの名詞も複数形 にします！
(2) 過去形 (was / were)
主語が・・・
一人称「私」I の時 ⇒ was (ex) I was busy yesterday.
二人称「あなた」you の時 ⇒ were (ex) You were busy yesterday.
三人称「彼・彼女・それ」の時 ⇒ was
(ex) He / She was busy yesterday.
複数形の時 ⇒ were (ex) We were busy. / They were busy.
＊つまり、am / is → was, are → were となるのです。
(3) 未来形 (be)
英語の動詞には未来形はありません。未来または推測などを表す「助動詞」をつけることでこれからのことを表します。
「助動詞」→ will, can, may, must, should など
主語が何であっても、助動詞の後 では 原形 be を使う。
(ex) I will be busy tomorrow. （私は明日忙しくなります）
You should be nice to other people. （他人には親切にしなさい）
He must be here soon. （彼はすぐにここに来るはずだ）
We may be able to come. （私たちは来ることができるかもしれない）
(4) 完了形 (been)
主語が何であっても、完了を表す have / has / had の後では been を使います。
完了については、次回の時制のところで詳しく説明します。
(ex) I have been hungry since this morning. （今朝からずっとおなかがすいていた）
Have you ever been to America? （今までアメリカに行ったことがありますか?）
He has been dead for four years. （彼が亡くなって４年になります）
＊そのほかに、進行形で使う being があり、be動詞の仲間は全部で８種類 しかありません。その使い分けだけなのです。
Be動詞仲間 → am, is, are, was, were, be, been, being
２．be 動詞の否定文
否定文は、be 動詞に not を付けるだけ！
(ex) I am a teacher. ⇒ I am not a teacher. / I’m not a teacher.
You are busy. ⇒ You are not busy. / You’re not busy. / You aren’t busy.
He was sick. ⇒ He was not sick. / He’s not sick. / He wasn’t sick.
３．be動詞の疑問文
(1) 疑問文は、 be 動詞を主語の前 に出し、最後に？を付けるだけ！答えは Yes / No に be 動詞をつければOK （なくてもOK）
(ex) Are you busy now？--- Yes, I am. / No. I’m not. / No. Why?
Is he a student here? --- Yes, he is. / No, he isn’t. / He is a student, but not here.
Were they here at that time? (彼らはあの時ここにいましたか？)
--- Yes, they were. / No, they weren’t. / I think they were. / I don’t know.
(2) 疑問詞がつく場合は、疑問詞を先 に出し、最後に？を付ける。答えは yes / no では答えられない。疑問詞の意味に合わせて適切に答えます。
(ex) Where are you from? --- I’m from Tokyo.
When were you born? --- I was born in April, 2000.
Why are you smiling? --- Because I got A in my grammar course.
【 Drill 】
(1) 私はここの１年生です。
(2) あなたはどこの出身ですか？ --- 私は〇〇の出身です。
(3) 夕べは忙しかったですか？ --- はい、宿題をしていて忙しかったです。
(4) 私の夢は留学することです。
↓ ↓ ↓
【 Answers 】
1. I am a freshman here.（a freshman = a first year student, here = of this school）
2. Where are you from? --- I’m from [Tokyo, Osaka, etc].
3. Were you busy last night? --- Yes, I was busy doing my homework.
（busy ~ ing で「～していて忙しい」）
4. My dream is to study / studying abroad.
（「海外」は他にも overseas, in other countries, などがあります）
いかがでしたか？ あまり難しく考えず、とにかく be 動詞を使う時は「主語＝何か」と説明するとき、と覚えてください 
I am a teacher. I am enjoying teaching English.
「私＝先生, 私＝英語を教えるのを楽しんでいます 
」 