前回は、第2文型を解説しましたが、お分かりいただけましたか?
「S は~だ」 S=C(主語=補語) でしたね ← もうホント、これだけ分かればOK
です。
案外、簡単であっけないと思われたかもしれませんが、今のところ、文型のパターンだけ理解していただければ大丈夫です。文型の説明が全部終わったら、第2文型のキモのbe動詞をじっくりご説明いたしますね ♪
今回は、第3文型ですが、こちらは説明がもっと簡単!文型の中で1番分かりやすいし、よく使うと思います。
3.第3文型:S+V+O(主語+動詞+目的語)
「目的語」覚えてますか? ここで、前々回説明した「目的語」の復習をば。
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目的語(Object, O) とは、動作の対象 となるものです。たとえば、give(あげる)という動詞。「誰に?」「何を?」がないと言いたいことが伝わりません。この場合、「彼女に指輪をあげるんだよ」と言いたければ、her(彼女に)、a ring(指輪を)がどちらも目的語です。目的語になるのは 名詞、名詞句、名詞節 (that~) です。
さて、第3文型では、基本的に「SはOを~する / Oに~する」の意味になります。
使う動詞は 完全他動詞(「~を」「~に」など、対象を表す目的語が必要な動詞。補語は取らない)= give, eat, like, want, stop, decide, buyなど多数。
Yesterday I bought xxx. (昨日、私は xxx を買った)⇒ 何を?
I introduced xxx to my mother. (私は xxx を母に紹介した)⇒ 誰を? or 何を?
このように、動作の対象「何(誰)を」とか「何(誰)に」を示すのが目的語です。目的語がないと言いたいことが伝わりません。これは、補語がないと文が成り立たない第2文型と同じです。
【 Drill 】 次の日本語を英語に直してみてください。
1.たいていの日本人は納豆好きだよね。
2.僕も今朝、納豆食べたよ。
3.私は彼をよく知ってるわ。
4.じゃあ、彼が昨日パリに行っちゃったって知ってる? -- Oh, no!
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【 Answers 】
1. Most Japanese people like natto. (, right? / , don't they) ← なくてもOK
2. I also ate natto this morning.
3. I know him very well.
4. Then do you know that he went to Paris yesterday?
(or) that he left for Paris yesterday? など
*動詞の後ろの名詞(代名詞)が目的語です。4番はthat 以下が「~ということを(知っている)」という 名詞節 になります。節とは、主語・動詞の形になっているもののことを指します。この形になっていない語のかたまりは句といいます