タイトルは『最後の審判』

 

 

無実の罪が晴れた壮一郎は、検察に戻り、さらに検事正に昇進しました。

 

 

「強い検察」を作り上げようと、壮一郎は自ら指揮を執り、「捜査内容を見直し、不自然な勝ち方をしている弁護士がいる」と脇坂に多田を調べさせ、贈賄容疑で逮捕させます びっくり

 

 

しかも、杏子とポジションを争い、負けて弁護士事務所を出された朝飛は、脇坂に言われて協力することになり、「多田がたまに強引な手を使って裁判に勝ってきた」と検察側の証人として多田に不利な証言をします チーン

 

 

疑われたのは、多田が東京地裁の小宮裁判官の時だけ7割も勝率があり、また個人的にも親しく付き合っているからでした(フットサル 仲間)。

 

 

特に、2年前に担当した殺人事件の案件で、1審と2審で全く逆の判決が出たことがきっかけのようです。

 

 

多田が弁護して、小宮が正当防衛で無罪を言い渡した相手が、2審では一転、殺人罪で有罪になりました。

 

 

殺されたのは、大友(23歳、無職)。ぶつかった相手に言いがかりをつけてナイフナイフを出し、逆に刺されてしまったのですが、どう見ても大友が悪い。

 

 

でも、大友は父親が検事、しかも仙台高検の検事長でかなりのお偉いさん。2審の結果の方が不正だったのですゲッソリ

 

 

検察と裁判所が結託して不正を働いたら、どうにでもできてしまう。

怖いですね~~~!!チーン

 

 

多田が小宮に渡していた金も、「えん罪被害者の会」への寄付でした。

 

 

最終的に、蓮見は多田へ疑惑の目を向けさせておいて、実際には、さらに大きな汚職をつぶしたかったのでした。

 

 

2審を担当した裁判官との癒着を示す決定的な証拠を手にし、逮捕したのは、自分の上司に当たる御手洗でした。御手洗は、佐々木の情報漏洩にも関わっていたのです。

 

 

蓮見は、検察の浄化に向け、これからも全力でがんばりそうですが、杏子は正式に離婚をします。

 

 

多田も不起訴処分になりますが、自分で過去にしてきたグレーなこと(証言を嫌がる証人に金を渡して証言させた)について、弁護士会の処分を受けることにします。

 

 

それぞれの新しい道に向かってみんなが歩き出す、という春先にふさわしいエンディング 照れ

 

 

日本版オリジナルのプロットと、さわやかなエンディングはみごとでしたビックリマーク

 

 

一方、アメリカ版では、似た話はシーズン3に出てきます。

 

 

このシリーズでは、今までずっと “good wife”  だったアリシアが、ウィルと一線を越えて不倫に走りますゲッソリ  化粧も濃くなってちょっとガッカリなのですが、仕事を始めて自信もつき、一人の人間として自立していく物語になっていきます。

 

 

このシーズン314『大陪審再び』Another Ham Sandwich )でウィルが逮捕。特定の判事3人と仲が良く(バスケ仲間)、勝率がなんと95%だということで疑われます。

 

 

大陪審(Grand Juryとは、「刑事または民事の事実審理(トライアル)に関与する通常の陪審(小陪審、petit juryよりも構成人数が多いことから、大陪審という名称が生まれた。伝統的に、大陪審は23人、小陪審は12人で構成されていた。 大陪審は検察官の提出した証拠を審査した上でインダイトメント (indictment) と呼ばれる正式起訴状を発付する」(wikipedia

 

 

タイトルの ”a ham sandwich” とは = the grand jury indict つまり、起訴されるという意味のようです。

 

 

ウィルの弁護士のタシオニ(とても優秀だけど機械オンチであわてんぼう)は、この

“a ham sandwich” “ a hamburger”  と言い間違えてウィルに直されます(この辺りは、ネイティブスピーカーだとおもしろいところなんでしょうね。私は調べてから分かったのですでに笑えず・・・汗

 

 

 

 

 

最終的に、こちらもウィルについては、無罪放免。検察側は、証人にアリシアを呼んで、ウィルとの関係を追及するなどして、やり過ぎました。陪審員たちから逆に不審を持たれたし、2人の関係を持ち出すなら夫のピーター(州検事)も連れて来ないとフェアじゃない、ということで不起訴になったのです。

 

 

日本版は、大急ぎで終わってしまいましたが、アメリカ版はまだまだ続きます。

 

 

アメリカのドラマは、とにかく長い!ですね。もちろん、人気がなければ(もしくは製作側の都合で)打ち切られてしまいますが、長く続くのは人気があった証拠。

 

 

古くは、「スパイ大作戦」(原題は今ではこちらの方が知られている “Mission:

Impossible”)や「奥様は魔女」、「チャーリーズ・エンジェル」「コスビー・ショー」「フルハウス」など、息の長い日本でも放送された人気ドラマがたくさんあります ニコニコ

 

 

日本だと、長くてせいぜい2~3シリーズくらい。例外は「相棒」くらいですかね。2000年から続いて、途中休憩しながら、もうシーズン17ビックリマーク水谷豊の杉下右京は絶品ですね。もう他の役は見たくないくらい…。

 

 

 

 

あと、長いと言えば、日本はアニメ。「名探偵コナン」はうちの子供たちが小さかったころから今も続いているし、さらには「サザエさん」なんて、1969年から続く超ご長寿番組。

 

 

日本のアニメは抜群の安定感がありますね。ドラマは短いけど、おもしろいものがどんどん作られるのが、新鮮ではあります。

 

 

私はここ数年、海外ドラマでは「シカゴシリーズ」にハマっていて(Chicago Fire, Chicago P.D.,  Chicago Med)、今、新しいシーズンの翻訳待ちだと思うのですが、ずっとお休み中で再開を待っているところです。

 

 

 

 

 

 

この間に、日米の “The Good Wife”  を両方見て、比較ができて2倍楽しめました !!

プロットは似ていても、裁判の仕方も違うし、親子関係や夫婦関係の描き方も違うので、いろいろと調べるいい機会になりました。

 

 

ちょうど、この3か月間は公私ともに忙しく、日本のドラマの速さについていけず、ブログではだいぶタイムラグができてしまいましたが、あせらずきちんと調べたり、アメリカ版の対応するエピソードを探したり、英語のセリフを聞き取ったり・・・ということをやってきました。やっと、これで一区切り、というところです ニコニコ

 

 

また、おもしろいストーリーがあれば、じっくり調べながら楽しんで観ていきたいと思います 音譜